おはようございます。
新NISA元年である2024年は年始から日本株、米国株ともに絶好調で、私自身も過去最高レベルで資産が増えています。
ドル円の為替レートも年始に「1ドル=141円台」だったものが、今では「1ドル=156円台」まで円安に傾いており、外国株投資家の資産増に寄与しています。
2024年は株高と円安の影響で、年初から信じられないスピードで資産が増えておりちょっと怖くなるレベル。
すでに何年も投資して含み益が積み重なっている人はいいけれど、
これから投資を始める段階だと大胆に攻めるにはかなり勇気がいる相場だと思う。— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) May 31, 2024
私のように、すでに10年以上外国株インデックス投資を続けてきた人は、毎月の追加入金が誤差と呼べるレベルになっているため躊躇することはありません。
一方で、これからオルカンやS&P500などの外国株投資に参入する方にとっては、株高・円安局面は悩ましいと思います。
日経平均やS&P500が史上最高値付近の今から新NISAを始めても問題ない?eMAXIS Slimや楽天・オルカン、S&P500などのインデックス投信積立ならいつ開始してもOK
日経平均、S&P500ともに年始から10%以上上がり、新NISA出遅れ組には難しい局面
2024年は4月に一時的に調整局面がありましたが、それ以外は好調な相場が続いています。
日経平均は年始に33000円台でしたが、現在では39000円前後まで約17%も上昇しました。
米国S&P500も年始は4740でしたが、現在では5340まで上昇しており、史上最高値あたりを行ったり来たりという状況です。
NASDAQ100も年始は16500でしたが、現在は19000まで上昇しており、半年弱で約15%も上昇しました。
わずか半年の間にここまで急激に株価が上がってしまうと、新NISA年始一括投資組にとっては嬉しい相場ですが、出遅れ組にとっては参入タイミングが難しい局面と言えるでしょう。
一括投資は慎重に。ドルコスト平均法による投信積立はいつ開始してもOK
オルカンやS&P500などのインデックス投資の期待リターンは年率5%〜8%程度と言われています。
もちろん、これは20年〜30年と長く投資を続けた時に期待される「平均値」ですので、投資期間が短ければ短いほどリターンのばらつきが大きくなります。
実際、以下はS&P500の1988年〜2016年の年率リターンのちらばりを見た図ですが、投資期間が1年だとマイナス48.7%〜プラス60.7%と振れ幅がものすごく大きいです。
20年〜30年と長く続ければ投資リターンは安定してきますが、短期で急激に上がったものは下がる確率も高いので、心配になりますよね。
半年の間に急激に株高・円安が進んでしまうと、今から初心者の方が一括投資するには勇気がいる局面だと思います。
外国株投資の場合、株安と円高が両方同時に進行すると予想以上のダメージを受ける可能性があるため、慎重に行きたいところです。
私が初心者なら今の局面でどーんと一括投資はせず、手持ち資金を分割してドルコスト平均法でコツコツ積み立てると思います。
貯金がある人はクレカ投信積立の上限である月10万円を目標に継続しよう
今の相場で、これまでの投資経験はゼロだけれど、コツコツと貯めてきた貯金がある人は、新NISAをどのように利用すべきでしょうか?
第一目標はクレカ積立でポイント還元が受けられる上限である「毎月10万円」になるでしょう。
毎月10万円のクレカ積立をコツコツと継続すれば、新NISAの「つみたて投資枠」をピッタリ埋めることができるので最適ですね。
各証券会社のクレカ積立の対応状況は以下の記事を参考にしてください。
これまでに貯めてきた貯金額が大きい人は、「成長投資枠」の年間240万円も上手に活用し、最大で毎月30万円まで投資金額を上げてもOKです。
毎月の積立金額に余裕がない人も、6月や12月に夏・冬のボーナスが支給される方は、ボーナスの一部を「成長投資枠」の投資に回すとよいでしょう。
新NISAの年間投資枠は360万円、毎月30万円もあるので、一括投資しなくても毎月積立の金額を増やしてコツコツ続けていけば、将来大きな成果が期待できると思います。
まとめ
日経平均、S&P500ともに年始から好調が続いており、新NISAをこれから始める人には難しい相場になっています。
投資慣れするまではドルコスト平均法で毎月積立に徹した方がリスクは低いでしょう。
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これから投資を始める方が絶対に知っておくべき知識だけを厳選してこの1冊に盛り込みました!
豊富な図解入りで文章も分かりやすく書き上げたので、コスパ、タイパともに抜群だと思います。
ぜひ本書を手にとっていただき、絶好の投資スタートを切っていただければ嬉しいです。
ブログとともによろしくお願いいたします。
【関連記事のご紹介】
オルカンやS&P500にもエヌビディア株は含まれています。
分散投資の重要性を考えると、これで十分と言えるでしょう。
オルカンやS&P500でも十分にハイリスクですが、よりハイリスク・ハイリターンを狙いたい人にはNASDAQ100もよいでしょう。
2024年上半期の相場は絶好調で、オルカンやS&P500のガチホだけで20%以上の利益が出ています。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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