何度でも花が咲くように。

医療機関

あんた、だれや?そう言えば、、、

昨日、会うたな。でもなんでここにおるんや。

あんたも、私も、なんでここにおるんや?

 

お看取り目的で特養から自宅に戻られ、

ご本人もご家族も積極的にリハビリ(生活再建)に、

アレヤコレヤと、取り組んでいただいて1ヶ月。

 

とうとう、お看取りでないほどに、回復され、

経口摂取も安定し始めた、このタイミングで、

もう一度、施設利用の挑戦が、今日始まった。

 

 

 

この再利用挑戦に、ご本人の意思は、

どこまで尊重出来るか、難しい所。

 

家人介護負担軽減の名のもとに、

認知機能低下のあるご本人への、

説明と同意は、かなり困難だ。

 

 

なので、今日はやっぱり気になったので、

ショートステイ先の特養へ夕方訪問してきた。

 

特養の職員さんは、田中が待ち合わせ時間に、

患者さん対応で遅れてしまったにもかかわらず、

嫌な顔一つせず、待っていてくれた。

そして、今日からショートステイご利用の

ご本人さんの居室へ案内してくれて、

冒頭の会話が始まった。

 

ご一緒頂いた相談員さんと、ご本人の言葉の返事を考えた。

嘘はつけないから、お泊りの練習です。と説明したが、

 

なんでそんな練習が要るんや?

わたしにはお家があるんやから、

別のとこなんて、泊まらんでええ。

そやから、練習も要らん。

なんで、お泊りすんのや?

いつ帰るんや?あんたも帰るんか?

 

この会話が、20分ほど続いたが、

ショートステイ業務の邪魔になりそうなので、

後ろ髪引かれながら、その場を後にした。

 

 

きっと、ご本人さまの時代にはショートステイなんて

文化は存在しなかったのだろう。だからと言って、

意思を尊重しないのも、なんか違う気もするが、

やっぱり、このショートステイ利用も先を見据えて必要で。

 

施設も在宅も、そして、もちろん、

ご本人さまも、みんな、一生懸命だ。

今日ご一緒した特養の相談員さん。

時間の許す限り一生懸命に、

ご本人さまの質問に答えようとされていた。

 

みんな苦しんでいる。でも、、、

みんなで一緒ならなにかあるはずだ。

『無関心』と『決めつけ』だけは、良くない。

 

相手の話に耳を傾けよう。

相手の場所を見に行こう。

そして、一緒に歩んでいこう。

みんな何度でも花を咲かせて欲しい。

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

毎日読んでいただき感謝申し上げます。

良かったら、2つ共に、一日一回、

クリック!!!よろしくお願いします。

 

 

にほんブログ村 病気ブログ 医者・医師へ
にほんブログ村

 

 


人気ブログランキング

 

 

たなかホームケアクリニックYOUTUBEチャンネル登録よろしくお願いします。

The post 何度でも花が咲くように。 first appeared on 三田市の在宅療養支援診療所『たなかホームケアクリニック』.

Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

コメント

タイトルとURLをコピーしました