今日は、クリニック内で振り返りのカンファ。
「症状緩和は生活の中でこそ可能となる。」
こんな話を僕らが在宅医療の駆け出しの頃、
誰からも見つけられず何者でもなかった頃、
奈良のスーパー在宅医の大先輩に教わった。
入院ホスピスより在宅ホスピスの方が、ぶっちゃけ簡単だ。
お薬合わせに関して家の方が『暮らし』を見れる分、やりやすい。
難しいのは、導入のタイミング。病院みたいにずっとみてないし。
患者が医者に本音を話すことはないわけで、こっちの感性次第や。
年間300人位見送るには、その導入のタイミングが全て。
そのタイミングを間違えれば、最後まで上手くいかんもんだよ。
ショータローお前らまだまだやけど、感性磨いて、まあやってみ。
女たらしでめっちゃワンマンな彼だったけど((笑))、
何故かいつも、僕らのことを気にかけてくれていた。
僕らの『ザイタク医療』に愛を持っていつもお声がけ頂いた。
彼に教わった、『導入のタイミング』と『感性』。
このことを今も追求して、今日の振り返りカンファも、
大変学びが多かった。院内カンファも、大切な時間。
旅立たれた患者さんに黙祷をして、カンファを閉めた。
去年まで、誰にも見つけられなかった僕らだが、
やっと今、スタートラインに立っている気がする。
今が、一番肝心な時。しっかり患者さんと向き合おう。
今こそ、地域のすべての仲間と地域作りに向き合おう。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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