医療従事者の喫煙、どう思う?

過去、私は喫煙者だった

  ここで何度も語っているが...

だから
言う立場にはないのかもしれない

いや、喫煙者だったからこそ、
わかることもある――

がんの一番の原因は
“喫煙”と言われている

喫煙は、
すべてのがんのリスクを高める

なので、
“喫煙者が減ればがんは減る”とも
言われている

そしてこの“たばこ”

喫煙者だけではなく、
周囲にも影響を及ぼしているのは
きっと誰もが知っていることだろう

  ○第一次喫煙
    喫煙者が自ら
    たばこの煙(主流煙)を吸い込むこと

  ○第二次喫煙(受動喫煙)
    喫煙者が吐き出した煙や
    たばこから立ち上っている煙(主流煙)を
    周囲のひとが吸い込むこと

  ○第三次喫煙
  (残留受動喫煙、サードハンド・スモーク)
    たばこの火が消されたあとで
    周囲に残る化学物質を吸い込むこと
    (部屋についたにおい、カーテン、
     洋服や髪についたにおいなど)

私は乳がん手術後、
放射線治療を受けた

治療時、
女性の看護師さんが1人と、
男性の技師が2人つく

  放射線を当てるときは、
  みんな部屋からいなくなるが...

そのとき、
たま~に担当になるひとりの技師さんが、
いつもたばこ臭いのだ

“全面禁煙”のはずの病院

どこで吸っているのだろう...

まぁ、たばこは嗜好品

他人がとやかく
言うものではないのかもしれない

が、これが医療従事者となれば
どうなのだろう

しかも、
直接患者と接する放射線の技師

それも、かなりの接近である

たばこをやめたばかりの私でさえ、
とても不快な思いがした

  ちなみに、
  長年喫煙者だった私が
  たばこをやめたのは、
  乳がんの手術のため
  入院をした日から

  なのでこのとき、
  禁煙から1か月後くらい

「これ、完全に三次喫煙じゃん...」

これだけ臭いをさせていたら、
さすがに周囲の人たちも知っているだろう

が、きっと誰もに指摘はされていない

たばこが嗜好品であれるならば、
それをやめさせる権利もきっとない

私が通っている病院

10年前に新しく建て替えられた

まだ古い病院のときのこと

トイレで喫煙していたスタッフが
いたようで...

というのも、骨シンチの検査の日

検査薬の注射をし、
その薬剤が身体に回るまで、
約2時間の待ち時間ができる

その時間を利用して
いつも院内で昼食を摂っていた

それでも2時間は潰しきれない

院内をぶらぶら歩いて時間を費やしていた

そのとき、
いつも一般の患者さんが来ない、
スタッフしか使わないような
個室が1つしかない、
小さなトイレを使っていた

その個室に入ると
目の前の壁に貼り紙があった

『火災報知器が鳴るので、
 トイレでたばこは
 吸わないでください』

「え? トイレでたばこ!?」

と、驚いた

この病院は、“全面禁煙”

...ということは、
隠れてトイレでたばこを吸うのか...

  「高校生かっ」と、
  思わず心の中で
  ツッコミを入れてしまったが...

まぁ、看護師さんでも
たばこを吸う人はいるのだな...

看護学校時代、
喫煙者の真っ黒な肺を見せられても、
たばこが身体に及ぼす影響を
専門的に知っていても、
やっぱりたばこを吸うのか...

と、少し衝撃を受けた

これほど身体に悪いたばこ

それが普通に販売されていること自体、
問題のような気がする

しかも、
“かなりの贅沢品”と言ってもいいほど
今は高い

「やめてよかった...」

と、改めて思う

乳がんがわかるまで、
何度も「やめよう」と思っていたたばこ

が、なかなかやめられず

本気度もなかったのだろう

乳がんがわかる前、
子宮筋腫の手術をしたときも、
看護師さんに、

「たばこは婦人科によくないよー」

そう言われていた

  当時は入院したクリニック内に
  喫煙所が設けられていた

  赤ちゃんを産んだお母さんも、
  出産を控えた女性も、
  赤ちゃんもいる病棟の片隅

  今思えば、恐ろしいことである

わかってはいた

それでもやめなかった

その半年後、乳がんがわかる

乳がんで入院する病院は、
“全面禁煙”

  当時、それでも入院患者たちは
  玄関の外で吸っていた

  見ていて
  あまりいいものではなかったな...

「病気も病気だし、
 病院も禁煙だし、
 やめるなら今しかない」

と、入院した日からたばこをやめた

さすがに命に関わる病気をすると、
意識が変わるものだ

医療従事者の身体から
漂ってくるたばこの臭いは、
不快そのもの

健康なひとでも
不快に感じるたばこの臭い

がん患者であれば、
体調が悪い場合も少なくないわけで...

化学療法などをしていれば、
臭いにも敏感になっているわけで...

あの技師さん、
今でもたばこ、吸っているのだろうか――

   ★2つのランキングサイトに登録しています

    1日1回、応援のクリック(タップ)を
      していただけると嬉しいです

   人気ブログランキング   にほんブログ村
       ⇩         ⇩
    にほんブログ村 病気ブログ 乳がんへ
   両方押していただけるともっと嬉しいです
      日々の励みになります


 ★しこり発見から治療までの経緯は⇒
こちら

 ★さらに詳しい経緯を更新中⇒≪私の記録≫から

 
Source: りかこの乳がん体験記

コメント

タイトルとURLをコピーしました