森井:本来は病気になったら自分の体の声に耳をしっかり傾けるというのが基本です。
病気になるということには、意味があるのですから。
病気になるということには、意味があるのですから。
医療関係者が変わらなければならないのは当然のことですが、多くの人がそれをせずにすぐに病院に行ってお医者さんの声だけを聞いてしまうのが当たり前になっているので、誰もができることとして、そこから変えていくことが大切です。
光田:自分の体の声を聴き、自己治癒力を尊重するということは、本当に大切なことですね。
森井:はい。自己治癒力というのは、非常に複雑で精密なシステムによって働くものです。
先にお話したとおり、身体とは魂の肉体バージョンです。
言い換えると、
意識が設計して作り出した生きた物質であり、意識が常に生きている身体を作り続けています。
言い換えると、
意識が設計して作り出した生きた物質であり、意識が常に生きている身体を作り続けています。
意識には、二系統あります。
主に生体の動力となっている本能的な系統と、
生体に浸透している高次元の霊性である理性的知性的な系統です。
どちらも自分の身体の健康や健全さに大きく影響を及ぼします。
主に生体の動力となっている本能的な系統と、
生体に浸透している高次元の霊性である理性的知性的な系統です。
どちらも自分の身体の健康や健全さに大きく影響を及ぼします。
光田:なるほど、よく分かります。
森井:ハーネマンはすでにこのことを理解していましたし、世界各地の古い伝統医療にも同様の見解が見られます。
例えば、中国最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」では、「形は生の宿であり、気は生を充たし、神は生を制する」と表現されています。
ハワイの古代の知恵とされるフナでも、生命エネルギーであるマナを、生体の動力となる系統と知性・理性を司る系統に分けています。
例えば、中国最古の医学書「黄帝内経(こうていだいけい)」では、「形は生の宿であり、気は生を充たし、神は生を制する」と表現されています。
ハワイの古代の知恵とされるフナでも、生命エネルギーであるマナを、生体の動力となる系統と知性・理性を司る系統に分けています。
さらに、
身体は、生きて反応する粒子から構成されていると同時に、身体の細胞にも器官にも個々に特有の意識があって、自らの性質のルールに従って自律して存在しよう、何かあったら自己修復しようとする動きを持っています。
身体は、生きて反応する粒子から構成されていると同時に、身体の細胞にも器官にも個々に特有の意識があって、自らの性質のルールに従って自律して存在しよう、何かあったら自己修復しようとする動きを持っています。
体にはその役割に応じたさまざまな細胞があり、それらが集合して器官を形成します。
器官ごとに、器官に属する細胞を統括する意識があり、各器官独自の方法によって個性的な働きを保つことができます。
器官全体が一つになって機能するのは、こうした器官の内部に宿る意識がたゆみなく働くことによって、自らのバランスと健康を維持しようと常に動いているからです。
器官ごとに、器官に属する細胞を統括する意識があり、各器官独自の方法によって個性的な働きを保つことができます。
器官全体が一つになって機能するのは、こうした器官の内部に宿る意識がたゆみなく働くことによって、自らのバランスと健康を維持しようと常に動いているからです。
そして、
これら各器官を司る意識は、密に複雑に連携しているため、身体は本人の顕在意識に関わらず、自らの自然な本質に沿って生成・成長・衰退のサイクルが営まれます。
これら各器官を司る意識は、密に複雑に連携しているため、身体は本人の顕在意識に関わらず、自らの自然な本質に沿って生成・成長・衰退のサイクルが営まれます。
このシステムが自己治癒力となって働くのですが、システムを統括しているのは、ほかならぬ真我であり、深い部分にある潜在意識なのです。
光田:まさに奇跡の連続によって、われわれは生かされているのですね。
森井:そのとおりです。
ただ、ここで少し気を付けなければならないと思うのは、やみくもに医薬品や食品添加物、病院や社会システムなどを悪者にしてしまう人が少なくないようです。どんなものにも優れた点や学ぶべき点は必ずあります。
また、信頼できる治療法を選択するのはすばらしいことですが、それを妄信するあまり固執してしまうのもいただけませんね。
また、信頼できる治療法を選択するのはすばらしいことですが、それを妄信するあまり固執してしまうのもいただけませんね。
光田:どのような治療法を採用するにしても、あまりにも完璧にやろうとする、またそれがこうじて他の治療法を他の方法を攻撃するというのは、結果的に心身はもちろん霊的にも良くありません。
森井:完璧にやることが目的になってしまっては本末転倒ですからね。
たとえば、毎日添加物てんこ盛りの食事を摂り続けることは最高に健全な心身を保つには良くないと思います。
それは第一に、生体が合成化学物質の毒素を許容できないからです。
さらに言うと、食事を構成する物質の背後に内在している不可視の自然の摂理から外れた波動も関連しています。
その乱れた波動を食物と共に摂取することで、肉体だけではなくエネルギー的にも乱れが生じやすくなるのです。
それは第一に、生体が合成化学物質の毒素を許容できないからです。
さらに言うと、食事を構成する物質の背後に内在している不可視の自然の摂理から外れた波動も関連しています。
その乱れた波動を食物と共に摂取することで、肉体だけではなくエネルギー的にも乱れが生じやすくなるのです。
では、全く合成添加物を口にしなければそれでいいのかというとそうではありません。
どんなに清浄な食物も、私たちの心構え一つでジャンクフードへと変わることが知られています。
どんなに清浄な食物も、私たちの心構え一つでジャンクフードへと変わることが知られています。
食生活が正しい人でも、日々の生活の中で悪い思いを抱いたり、自分勝手な言葉を発したり、自然の摂理に反する行動があれば、それらはジャンクフード以上に生体エネルギーに害を及ぼすことは誰もが自覚すべきことだと思います。
光田:ケイシーも怒っている時や悲しい時には食べ物を口にしないように説いています。どんなに良い食べ物であっても、感情が乱れている時に食事をすると、正常な消化が行われません。また、食事の時の感情の波動は食べたものに移るため、怒った状態で食事をすると、怒りの波動がそのまま食事を通して全身に運ばれることになるのです。
こういったことは、病気が生命エネルギーの停滞や乱れによって生じることを知っていれば、自ずと理解できることですね。「体の声に耳を傾ける」というのは、その停滞や乱れに気づくということになるのでしょう。
続きは
本書にて。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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