風前でも消えない灯火で未来を照らす。

医療機関

都会では、分業の在宅医療の時代になってるようだ。

 

 

一昔前の医療は、専門に特化しすぎて、

臓器をみて人をみない医療に偏ってしまい、

医療界は、医学教育の岐路に立たされた。

 

全人的医療を担う医療人を育てるために、

国は新医師臨床研修制度をスタートしたのは、

もう20年前。新制度で育った医療人が第一線のはず。

 

 

全人的医療とは、在宅医療分野で簡単に言うと、

病気だけを診ず、暮らしを診ることができるってこと。

 

なのに最近では、在宅医療でも分業化が進み、

患者さんの「暮らし」も分断されてきている。

 

例えば、

昼の患者と夜の患者は、別々の診療所が診てたり、

サ高住なんかの施設専門在宅?診療所があったり、

介護保険関連施設ではローカルルールが出来てたり、

とまあ、全人的在宅医療とは程遠い状況になりつつある。

 

 

仲良しの急性期病棟看護師長さんに、

先日、病棟看護業務の分業化について、

教えてもらった。担当看護師さんでも、

担当患者さんの細かなケアをするのは、

看護補助さんとかで実は分業だそうだ。

アチコチで専門分業化の波が押し寄せる。

 

医療界が目指した全人的医療とは、

アッチもコッチもで、真逆の動き。

 

さらに、働き方改革の波は、

専門分業化を後押ししている。

 

このままでは、古き良き⁈、いや、

新しく良き、全人的ザイタク医療は、

もしかしたら、、、風前の灯火かも。

 

 

双方向の『ザイタク医療』を守るのは、きっと市民だ。

一昔前に戻ろうとする医療界に、もう任せてらんない。

 

 

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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