最後の頁が理解できない。それがきっと人生だ。

医療機関

昨夜は、三田市民病院で勉強会。

『地域で考える循環器診療』だった。

 

 

一部は、市民病院理学療法士の尾倉さん。

二部は、みきやまリハ病院循環器内科医の佐和先生。

お二人のお話は、大変素晴らしく、

すぐに日々の診療に役立つ内容だった。

 

現在、皆さんと取り組んでいる心不全ネットワーク。

僕ら地域医療、在宅医療の役割は、維持期リハビリ。

そして、人生の最終段階に差し掛かっている方には、

終末期リハビリテーション。これらの役割が大切になる。

 

 

尾倉さんのご講演によると、心疾患において、

「動かないリスク」は、医学的根拠が多い一方で、

「動きすぎるリスク」は、医学的根拠となるものは皆無。

となると、やはり、適度に動くことが、心不全の増悪を防ぐ。

と考えられるのだが、ここで問題となるのは、人生最終段階だ。

 

 

 

人生の最終段階における心臓リハビリは、どうだろう?

僕は今、ご紹介いただいた患者さん、心不全終末期の方々と、

日常生活動作レベルの訓練(入浴動作や庭の草引き動作)で、

より良い最後の暮らしを模索している。

 

おそらく終末期リハビリには、

今後も医学的根拠は馴染まない。はず。。

 

 

 

 

最後の頁は理解できない。

何度も戻って読み返す。

 

これこそが人生なのだろう。

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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