ラクダは
酷暑・乾燥に耐える生理機構を持っていて
水のほとんどない砂漠でも生きられます。
そして
サボテンも水の少ない土地で生きています。
サボテンは、
水の蒸発を防ぐために
葉はトゲとなっています。
水分の蒸発の大半は
葉からの蒸発になるからです。
葉がトゲであれば
水分の蒸発は極力防げます。
そしてサボテンは
水分保持のために
茎の内部に光合成機能を残し
光合成に必要な二酸化炭素の取り入れを
気孔の開閉コントロールによって
夜間だけにしています。
そして
その二酸化炭素を翌日に固定するという特殊な方式をとっています。
さらに驚くことに
ほとんど雨の降らない地域でも生き残れるように
空気中の水分を
トゲに集めて
サボテン内部へと取り込む能力も持っているのです。
ここにサボテンのトゲの大きな役割があったのです。
そして
トゲは
灼熱の太陽が照りつける日中から
急激に冷え込む夜間の温度差によって
植物体が急に冷え込むのを防ぐ役割もあるのです。
さらに
トゲは、
食べられないための防御にもなっています。
でも
その防御はラクダには通用しないようです。
熱いおでんでも食べているかのように
ハフハフしながら
サボテンをトゲごと食べています。
トゲは15cmの長さがあります。
これは
米アリゾナ州で飼われているヒトコブラクダのベイビーとネッシーが、
トゲトゲのサボテンを食べる動画です。
これが
ラクダの口の中です。
乳頭突起という組織が発達しています。
ラクダの乳頭突起の一部は
ケラチンでできています。
ケラチンは、
人間の爪と同じ素材で、硬いです。
この乳頭突起がサボテンのトゲを同じ方向に寝かせて
飲み込むときに食道に刺さらないようにします。
そして
口の上の部分、硬口蓋がとても堅いのです。
だから口の中で噛んでいる時も
刺さりにくくなっています。
twitter
映画スターウォーズに出てくるサルラックと似ています。
cheezburger.com
サボテンに毎日
「食べないからトゲはいらないよ」
と
優しく話しかけ続けると
トゲが減っていくという話を聞いたことがあります。
人が食べる場合には
必ずトゲをとることをお勧めします。
こちらは
サボテンステーキの作り方。
ちなみに、
ハリネズミは生まれつきトゲを持って生まれてきます。
でも
出産の時には
赤ちゃんのトゲは皮膚の中に入っています。
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Source: ひかたま(光の魂たち)
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