先日、とあるテレビ番組で、
“古き良きアメリカ”の
あの時代の再来を羨んでいる、
アメリカの若者たちの話を耳にした
アメリカでは貧困が問題になっている
生活しづらくなっているのは
日本だけではないようだ
いや、日本はまだしあわせだと感じる
“少子化”も同じだ
日本のみならず、先進国では
少子化が深刻な問題となっている
少子化には様々な要因があるが、
中でも女性の社会進出は大きい
“男性は外で働き、
女性は家で子育てをする”
という、昔の家族の形
それはなにも日本だけのことではなく、
アメリカでも同じのようだ
(正直、これには少し驚いた)
“少子化”というと、
いつもドキッとする
後ろめたい気持ちにもなる
理由は、
“私は子どもを産んでいないから”
もちろん、
国のために子どもを産むわけではない
以前、そのような発言をして
問題になった政治家がいたが...
が、やはり気持ちはそうはいかない
20代後半の頃
まだ乳がんが発覚する前だ
母に、
「結婚はしなくていいから、
子どもだけは産んでおきなさい」
と、何度か言われたことがある
冗談のような話だ
「あんたなんか産まなきゃよかった」
私にそう言った母が...である
「結婚する前に
子どもなんかつくらないでよね」
そう言うのならわかる
「結婚はしなくていいから、
子どもは産め」
なんて、親なら普通、
こんなことは言わないだろう
確かこのとき、
「なんで?」
と、その理由を聞いたような気がする
が、よく覚えていない
たぶん、私自身が
納得できる答えではなかったのだろう
が、今になると、
「子どもがいたほうがよかったのかな」
と、考えることがある
もちろん、子どもは、
相手がいなければできないのだが
「生きていく上で、
きっと希望にもなるのかな」
そう思ったりもする
が、今の時代、
育てるのはやっぱり大変そうだ
しかも乳がんを抱えて、
育てられるかもわからない
正直、子どもの話を聞くのは、
今でもつらい
がん患者同士で話をしていても、
私に子どもがいないことで
“みんなもいない”と
勝手に思い込んでしまっている自分がいる
そんな時、誰かから
「うちの子どもがさ~」という話になる
“そっか、そうだよね。
普通は結婚もしているし
子どももいるんだよね...”
と、その話には参加できなくなる
それは相手も同じで...
“みんな結婚をして子どもがいる”
と思っている
子どもの話で盛り上がると、
その場にはいられない
いたくない
今日は一日、雪
雪上がりの夜の空に、
いつの間にか月――
今日は上弦の月だ
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Source: りかこの乳がん体験記
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