最期の日まで、お祖父さんはお孫さんが大切だった。
このお孫さんが来られると、笑顔で散歩に出かけられる。
お腹のがんが終末期だとわかって、すぐに帰ってこられた。
点滴なんかもご自身で抜き、大好きな家に帰ってこられた。
僕ら医療者が訪問させて頂いたが、医療行為はほぼさせてもらえず、
お祖父さんの生きてこられた歴史のお話しをお聴きするだけだった。
人生の最終段階で、医療の出来る事はほとんどない。
出来ることがあるとすれば、それは死亡診断書を発行することくらい。
最愛のお孫さんとの散歩や、最愛の娘さんの運転でのドライブ。
これが、何よりも最後の在宅生活を支えたし、症状緩和をした。
ご家族で、最後の息が止まるのを見届け、みんなで送られた。
旅立たれた日の午前にも、お祖父さんは、
娘さんに、ハンドルを握るポーズをとられ、
ドライブしようとされていた。そうだ。
ザイタクは素晴らしい。
医療の出来る事はあまりない。
この事を多くの方に知ってもらいたい。
まさに、尊厳死がそこにあった。合掌。
お看取りの帰り、玄関で、お孫さんが、
「年末お祖父ちゃんと歩いた動画欲しいです。」って。
うちの看護師の携帯からエアドロップ。
泣き笑いのお孫さんに、日本の未来を見た。
良かったら聴いてください。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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