医療に見られる、『地域格差』
北海道のように広大な土地では
住んでいる地域に医療機関がないこと、
そして、都市部と地方による
医師の偏在を強く感じる
この“地域差”、
がんの罹患率にもあるようで、
北海道はがんの罹患率も高いのだ
その理由はおそらく、
○地方は高齢者が多いこと
(高齢になるほどがんになりやすい)
○過疎地が多く検診に行きづらいこと
○がんに関しての
知識が乏しい・関心が薄い
などがあると思う
そしてやはり、“喫煙”
がんの原因のひとつが「喫煙」と
言われているように、
北海道の喫煙率が昔から高いのが
問題視されている
特に女性の喫煙者が多い
(過去、私もその1人だった)
さらに、ここ北海道は以前から
「がん検診率が低い」とも言われている
(私が住む地域は
北海道の中でもさらに低い)
【生涯でがんに罹る確率】
全 国 北海道
男 性 62.4% 64.4%
女 性 49.2% 52.0%
【がんで死亡する確率】
全 国 北海道
男 性 28.3% 30.9%
女 性 20.1% 23.0%
※小数点第2位で四捨五入
※札幌がんセミナーの広報誌、
『THE WAY FORWARD』より
(2024年12月発行)
このように全国と比較しても
ここ北海道は、
がんの罹患率も
がんで亡くなる人も多いのだ
単純に、
『男性の3人に2人、
女性の2人に1人ががんになる』
という計算になるのだが、
この数字を聞いて、
検診に行く人、がんに関心を持つ人が
増えてくれるのだろうか
いや、それを願うしかないのだが、
結局、“他人事”になってしまう気がするのだ
『日本人の2人に1人ががんになる』
と、言われているが、
この数字を見ると
『1.7人に1人』という計算になる
改めてこうして数字で見てみると、
「がんに罹る人も亡くなる人も、
多いなぁ...」
というのが第一印象
命を守るために、やはり
『早期発見・早期治療』がなにより重要だ
もちろん、治療法や新薬の開発
そして、検査機器の精度と
それを見極める医師の技量
これからは
AIに代わっていくのだろうか
この3つが一体となって、
初めて『早期発見・早期治療』が
成り立つように思う
さらにこれからの時代、
“予防”も重要だ
(がんの原因がわかっているもの)
・喫煙はしない
・過度な飲酒をしない
・適度な運動
・バランスのいい食事
・塩分は濃くならないように
・熱いものは冷まして食べる
など、できる限り
リスクは排除したい
がんを早くにみつけたにもかかわらず
見落とされ、
結果、5年放置させられた私としては、
「“見落とし”は
決してあってはならない」
と、強く感じている
だからこの経験を無駄にしないために、
伝え続けていかなければならないと思う
今、生きているのは、
きっと使命のような気がしている
大袈裟な言い方かもしれないけれど
「せっかく乳がんになったのだから...」
という言い方もおかしいが、
「せっかく乳がんになったのだから、
“乳がんになった私だからできること”を
これからも続けていきたい」――
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Source: りかこの乳がん体験記
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