週刊誌に「連続殺人事件」が掲載されていました。ひとりのスピリチュアル女王が、
夫や従者を洗脳して、保険金や退職金をだまし取ったという救いようのない事件です。
洗脳された人の中には、バリバリの理系もいたらしく、通常「洗脳」という場合に
一般的に感じられる「低学力」というイメージとは全く違ったような高学歴の方が
含まれている点に着目したいと思います。その意味では、ずっと昔にあった「オウム真理教」
事件と似た点がありますね。オウム事件でも、東大をはじめとする(だったと思います)
高学歴者が、殺人兵器や仲間の「ポア」を平気で行っていたという点では同じですね。
友人関係や夫婦問題についても、同じようなことが起こります。
★暴力的な夫に従っているうちに、生きる気力をなくした。
★境界性パーソナリティー障害の妻の言うことを聞いて、友達全員と縁を切った。
★催眠術師の友人と親しくしていると、いつの間にか共同出資者になっていた。
これらは、洗脳される側の方が、学力よりも前頭葉や脳のバランスによって影響され
ることが多くなります。カウンセリングと一口に言っても、山手心理相談室のように「論理的
なカウンセリングルーム」から「喫茶店で面談するスピリチュアルカウンセラー」まで
多くの種類があります。催眠療法もスピリチュアルに近いです。
では、どうして高学歴の方でも「洗脳」されるのかというと、「前頭葉」が弱い点が
挙げられます。「自分の状況は危険だ」という感じる装置が前頭葉なのですが、左脳
ばかりが強くても、「危険」を感じる能力が弱い場合には、カンタンに洗脳されて
しまいます。高学歴の方の場合は特に、一度洗脳されると「自分が正しい」という回路
ばかりがもともと強いですから、攻撃性も持ってしまうことがあるのです。
左脳では「洗脳」を防ぐことができません。右脳は本質的に鍛えることができませんから、
前頭葉を強化して、「危険」を察する能力を上げていくことが大切です。
夫婦問題やアダルトチルドレン・発達障害などのケースでは、どうしても脳のバランスが
良くない方が多くなりますから、できるだけ安心できるカウンセラーを選んでくださいね。
Source: 週刊山手心理相談室
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