岩本内科でのがんカテーテル治療における3つの工夫

外科医

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みなさま
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

忙しすぎて、ヘトヘトです

というのも、

以前の記事で書きましたが、
板野先生が院長を務めておられた久留米中央病院の
がんカテーテル治療も
一手に引き受けて、
いま行っているからです

久留米中央病院でも、
進行がんの患者さま方の
がんカテーテル治療を精力的に行っていたので、
たくさんのがん患者さまがおられます

ですが、治療する人がいなくなってしまい、
患者さま方が不安だろうということで、

サポートしてます

そのサポートのお陰で
私の今月の
がんカテーテル治療件数は60件を超えました

大学病院、主幹の病院での1年間のがんカテーテル治療件数は
だいたい200件くらいですので、

1ヶ月で60件というのは、大変な数なのです
治療自体もですが、患者様方が今後どうすれば・・と不安になられているので、
その都度、把握して、現状の説明、今後の方針決めを
何十名の方にしているので、ヘトヘトなのです

出来る限り、岩本内科でお引き受けして、不安がないように、心配がないように
してあげたいと思うばかりです

岩本内科では、
質の高いがんカテーテル治療
を提供しています

なぜ、質が上げられるかというと、
腕が良いから・・というようなことではなく、

それなりの工夫があるのです

たとえば、
この患者さま

もともと進行がんの状態だった肝臓がんの方です

すでに、治療により一旦がんは消え、
長期にお元気にされている方です

今回、久しぶりに再発がみられたので
治療を行いました

血管造影を行い、
肝臓の血管、がんの血管を評価します

そして、アンギオCTを撮影し、
CTで正確にがんの数を把握します

アンギオCTはがんを見つける力は
最も高い検査の一つですので、

これが第一の工夫です

次に、
丁寧にマイクロカテーテルを
がんの血管に挿入します

一般的には、
挿入後、血管造影を行い
その血管が、がんの血管かどうかを判定しますが、

ここが難しいポイントです

がんの血管かどうか血管造影だけでは、判定しづらい場合があります
また、その血管はがんの血管でも、
1本ではなく、別の血管もがんの血管の場合があります

こういう不確定要素が血管造影撮影にはあります

岩本内科では、
がんの血管にカテーテルを入れたあとにも
アンギオCTを撮ります

選択的アンギオCTです

CTでは、確実にがんの場所が把握できますし、
もし、がん全体が見えなかったら、
別のがんの血管があることを示しているので、
別の血管も治療します

これが第二の工夫です

この方法により、
基本的にはもれなく、がんを治療できることになります

最後に
薬を流した後に
最終評価のCTを行います

これをリピオドールCTと呼びます(Lip-CT)

リピオドールは治療のときに使う油の造影剤です
CTで白く見え、がんにたまる性質がありますので、
最後に想定通りに、リピオドールががんにたまっていれば、100点となります

これが第三の工夫です

この方に関しても、
カテーテルを挿入したあとに、
まずは全体の血管造影とアンギオCT

スライド2
スライド3

そして、カテーテルをがんの血管に挿入したあと、
選択的アンギオCTを行いました

スライド4

それで、がんの領域が確実に造影されているのを確認し、
門脈動脈同時塞栓療法を行います

そのあとに、最後のリピオドールCTを行い
100点を確認して終了しました

スライド5

これらの3つの工夫
単純なことではあるのですが、なかなかすべての症例に行うことが
一般的には難しいのですが、

岩本内科では、自信をもって
全ての治療患者さまに行っていると言えます

岩本内科では、
質の高く、幅広い
がんカテーテル治療を
これからもやり続けますので、

いつでもご相談ください

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Source: ガンちゃん先生奮闘記

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