“腫瘍マーカー検査”は無意味?

その他

「そういえば、“腫瘍マーカー検査”って
 オプションであったな...」

先日、『がん検診』や
『“健診”と“検診”の違い』などについて
書いているとき、
ふと、そんなことを思い出した

  ☆そのときの記事は下記へ

“健診”のオプションに、
“腫瘍マーカー検査”の項目がある

自治体の健診自体は
数百円から千数百円程度と
比較的安価に受けられる

が、腫瘍マーカー検査は
数千円から1万数千円と高額

しかも、これだけの検査代を払っても、
早期のがん発見にはほぼ至らない

「この検査、本当に必要なのか...」
「単なる“金儲け”ではないか...」

そんな疑問を抱いてしまう

私たちがん経験者はよく知っていると思うが、
そもそも“腫瘍マーカー”は、
がんの再発をみつけるために、
CT検査などと併用しておこなわれるもの

経験している人も多いと思うが、
画像検査で再発がみつからないのに
腫瘍マーカーが上がることもあれば、
その逆もある

“腫瘍マーカー”の本来の役割は、

  ○手術・治療後の変化をみる
   (治療が効いているかどうか)
  ○再発の兆候をつかむ
  ○ほかの検査と組み合わせて、
   再発がないか判断する

いわゆる、“経過観察”のため

再発や治療効果の経過をみるための、
あくまでも“補助的な指標”なのだ

  ※“腫瘍マーカー”とは――

    がん細胞がつくり出す、
    特有のたんぱく質や酵素のこと

    血液検査で調べる

乳がんでは
「腫瘍マーカーは上がりづらい」と
言われている

私の場合も乳がん発覚時、
腫瘍マーカーは全く高くはなかった

...というように、乳がんに限らず、
“腫瘍マーカーでは、
 がんの早期発見にはつながらない”

 理由は――

  ○早期がんでは上がらないことが多い
    腫瘍マーカーは、
    ある程度進行してから
    上昇することが多いため、
    がんがあっても正常値の人が
    多くいると思われる
       ⇩
    “陰性だからがんがない”とはならない

  ○その逆に、
   がんがなくても上がることがある

    炎症や良性腫瘍、生活習慣、
    体質などでも上がることはある
       ⇩
    偽陽性が多い検査は、
    “がん検診”には向かない

  ○“死亡率を下げる”という科学的根拠がない
    国が“がん検診”として採用するには、
    “死亡率を下げる効果が
    証明されていること”が必須
       ⇩
    腫瘍マーカーは、
    この条件を満たしていない

なのに、なぜか存在している、
オプションでの腫瘍マーカー検査

「すべて“陰性”」という結果に安堵し、
がん検診を受けず進行している...

そんな人がいないとは言えない

単なる“金儲け”のオプションなら
あまりにも危険だ

○尿でがん検査
○線虫でがんをみつける

そんな簡易な検査が
ようやく実用化された

簡単で、身体にも負担がかからず、
様々ながんがわかるかもしれない一方で、
科学的根拠がまだ存在していないのが現状

30年後、50年後、
『死亡率が下がった』
というデータが蓄積されたとき、
この検査が『がん検診』として
一般的になるのかもしれない

どちらにしても
遠い遠い未来だ――

  今日の夕方

  西の空

2026/02/20 三日月 ①
  細く白い三日月が浮かんでいた

2026/02/20 三日月 ②
  夕暮れ

2026/02/20 三日月 ③
  マジックアワーと...

2026/02/20 三日月 ④
  暗くなると、
  地球照もくっきりと...

  美しい空を観られたことに、
  感謝――

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Source: りかこの乳がん体験記

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