
おはようございます。
インデックス投資を続けていると、必ず一度は考える疑問があります。
それは、「優秀なプロが運用するアクティブファンドなら、指数を上回れるのでは?」というものです。
この疑問に対して、非常に参考になるデータが「SPIVAスコアカード」です。
SPIVAスコアカードでは、アクティブファンドと指数の手数料控除後の成績を比較しています。
結論から言うと、長期になるほど多くのアクティブファンドは指数に勝てていません。
今回は、米国、欧州、日本のデータを見ながら、インデックス投資の強さをわかりやすく解説します。
お忙しい方向けに、60秒でサクッと学べるショート動画もご用意しましたので、よろしければどうぞ!
SPIVAスコアカードで見るインデックス投資の強さ
SPIVAスコアカードとは?
SPIVAスコアカードとは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが公表しているレポートです。
アクティブファンドと指数の成績を比較し、どのくらいのファンドが指数を上回ったのか、または下回ったのかを地域別・期間別に検証しています。
ここで重要なのは、手数料控除後の成績で比較している点です。
投資家が実際に受け取るリターンは、運用成績から信託報酬などのコストを差し引いた後のものです。
そのため、SPIVAスコアカードは投資家目線でかなり実践的なデータと言えます。
アクティブファンドはプロの運用者が銘柄を選び、指数を上回ることを目指します。
一方、インデックスファンドは、S&P500やTOPIXなどの指数に連動することを目指します。
一見すると、プロが銘柄選定をするアクティブファンドの方が有利に見えます。
しかし、実際のデータを見ると、長期で指数に勝ち続けるのは簡単ではありません。
米国では15年間で約90%がS&P500に敗北
まずは米国株です。
画像では、米国のAll Large-Capファンドのうち、15年間でS&P500をアンダーパフォームしたファンドの割合が示されています。
結果は89.93%です。
つまり、米国の大型株アクティブファンドの約9割が、15年間でS&P500に負けています。
逆に、S&P500をアウトパフォームできたファンドは10.07%だけです。
これはかなり厳しい結果です。
米国市場は世界中の投資家が注目しており、情報の反映が非常に速い市場です。
そのため、特定の銘柄を選んで継続的に指数を上回るのは簡単ではありません。
また、アクティブファンドには信託報酬や売買コストがかかります。
運用者が優秀であっても、コストを差し引いた後でS&P500を上回るには、かなり高いハードルがあります。
長期で米国株に投資するなら、低コストのS&P500インデックスファンドが強い選択肢になる理由がよく分かります。
欧州では10年間で約97%が指数に敗北
次に欧州株です。
画像では、ヨーロッパ株ファンドのうち、10年間でS&P Europe 350をアンダーパフォームしたファンドの割合が示されています。
結果は、97.02%です。
つまり、欧州では10年間で約97%のアクティブファンドが指数に負けています。
指数を上回れたのは、わずか2.98%です。
米国以上に厳しい結果と言えます。
もちろん、短期的には指数を上回るアクティブファンドもあります。
しかし、長期になるほど好成績を維持するのは難しくなります。
投資家側から見ると、「過去に勝っていたファンド」を事前に選ぶのも簡単ではありません。
たまたま選んだファンドが、今後も指数を上回り続ける保証はありません。
このデータを見ると、欧州株でも低コストのインデックスファンドを選ぶ合理性は高いと言えます。
日本株は相対的にプロが健闘しているが、それでも約76%が敗北
最後に日本株です。
画像では、日本株ファンドのうち、15年間でS&P Japan 500をアンダーパフォームしたファンドの割合が示されています。
結果は、76.04%です。
つまり、日本株では15年間で約76%のアクティブファンドが指数に負けています。
米国や欧州と比べると、アクティブファンドが相対的に健闘しているようにも見えます。
実際、日本株市場では、中小型株や個別銘柄の分析によって付加価値を出せる余地があるのかもしれません。
ただし、それでも約4分の3のファンドが指数に負けている点は重要です。
指数を上回ったファンドは23.96%ありますが、投資を始める時点でその勝ち組ファンドを正確に選ぶのは簡単ではありません。
また、今後も同じファンドが勝ち続けるとは限りません。
日本株ではアクティブファンドにも一定の可能性はあります。
しかし、多くの投資家にとっては、低コストのインデックスファンドを中心に据える方が再現性は高いでしょう。
まとめ:インデックス投資は「平均点」ではなく「かなり強い選択肢」
SPIVAスコアカードを見ると、長期で指数に勝ち続けるアクティブファンドは少数派であることが分かります。
米国では15年間で約90%がS&P500に敗北。
欧州では10年間で約97%がS&P Europe 350に敗北。
日本株でも15年間で約76%がS&P Japan 500に敗北しています。
もちろん、アクティブファンドがすべて悪いわけではありません。
一部には指数を上回る優秀なファンドも存在します。
しかし、投資家が事前にそのファンドを選び、長期で持ち続けるのは簡単ではありません。
多くの個人投資家にとって、インデックス投資こそ最も再現性の高い王道の投資法と言えるでしょう。
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このブログでは、NISA、投資信託、ETF、インデックス投資について日々発信しています。
一方で、ブログ記事はどうしてもテーマごとの解説になりやすく、「お金の基礎から順番に学びたい」という方には本のほうが向いています。
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Source: 神経内科医ちゅり男のブログ






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