
おはようございます。
投資信託の人気ランキングを見ると、オルカンやS&P500だけでなく、日経レバレッジ、半導体、NASDAQ100など、値動きの大きな商品が上位に入ることがあります。
上昇相場では高いリターンが期待できる商品ほど魅力的に見えますが、投資初心者ほど「大きく増えるか」だけでなく、「暴落時にも保有を続けられるか」を考えることが重要です。
株式100%の値動きが不安な方にとって、有力な選択肢になるのが「eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)」です。
国内外の株式、債券、REITという8つの資産へ、1本で分散投資できます。
本記事では、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の投資先、過去の積立実績、メリット・デメリットを整理し、どのような人に向いている商品なのかを分かりやすく解説します。
60秒でサクッと学べるショート動画もご用意しました。よろしければどうぞ!
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)はおすすめ?特徴・メリット・デメリットを徹底解説
攻めの投資信託が人気でも初心者は値動きの大きさに注意
投資信託のランキングでは、日経レバレッジ、半導体、NASDAQ100など、値動きの大きな商品が上位に入ることがあります。
直近で大きく値上がりした商品は目立ちやすく、「今から買えば自分も大きく増やせるのではないか」と感じる方も多いでしょう。
しかし、過去に大きく上昇した商品が、今後も同じペースで値上がりするとは限りません。
特にレバレッジ型や特定業種へ集中するテーマ型ファンドは、上昇局面では高いリターンを狙える一方、相場環境が変わると大きく下落する可能性があります。
投資初心者が商品を選ぶ時は、期待リターンだけでなく、以下の点も考える必要があります。
・どの程度の下落まで耐えられるか
・暴落時にも積み立てを継続できるか
・特定の国や業種に偏りすぎていないか
・自分の運用期間とリスク許容度に合っているか
株式100%の値動きが大きすぎると感じる方は、株式以外の資産にも分散できるバランスファンドを検討する価値があります。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は8つの資産へ分散投資
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、以下の8資産へそれぞれ12.5%ずつ投資するバランスファンドです。
・国内株式
・先進国株式
・新興国株式
・国内債券
・先進国債券
・新興国債券
・国内REIT
・先進国REIT
株式だけでなく、債券とREITにも分散されているのが大きな特徴です。
資産ごとに値動きの特徴が異なるため、株式が下落した時に債券がクッションの役割を果たす可能性があります。
また、国内外の株式、債券、不動産へ幅広く投資できるため、自分で複数の商品を組み合わせる必要がありません。
8資産の基本投資割合は均等ですが、値動きによって実際の比率は少しずつ変化します。
そのため、運用会社が比率を確認し、必要に応じて基本投資割合へ近づける調整を行います。自分でリバランスする必要がない点もメリットです。
一方で、「均等に分散されているから最も合理的」というわけではありません。
世界全体の市場規模とは関係なく、国内株式も新興国債券も国内REITも同じ12.5%です。
世界の株式時価総額に沿って投資するオルカンとは、資産配分の考え方が大きく異なります。
8資産均等型を毎月3万円積み立てた過去の運用実績
画像のシミュレーションでは、2009年11月末から2024年11月末までの15年間、毎月3万円を積み立てた場合、投資元本540万円が約1,041万円になっています。
元本に対して約93%増えた計算です。
株式だけでなく債券やREITを含む商品でも、長期間積み立てることで、一定の資産形成効果が得られたことが分かります。
ただし、これは過去の特定期間を使ったシミュレーションです。
積立開始時期や終了時期、市場環境によって結果は大きく変わります。
今後15年間も同じリターンになるとは限りません。
8資産均等型の強みは、株式100%を上回るリターンを狙うことではなく、複数の資産へ分散しながら長期間運用を継続しやすくすることです。
株式市場が好調な時は、オルカンやS&P500よりリターンが見劣りする可能性があります。
一方、株式が大きく下落する局面では、債券などを含むことで値動きがある程度抑えられる可能性があります。
「最大リターン」よりも「途中でやめないこと」を重視する方に向いた設計です。
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)のメリット・デメリット
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)の主なメリットは3つあります。
1つ目は、低コストで8つの資産へ分散投資できることです。
信託報酬は年0.143%以内と、バランスファンドとして低い水準で、購入時手数料もかかりません。
2つ目は、自動で資産配分を調整してもらえることです。
自分で国内株式や外国債券、REITを個別に買い、定期的にリバランスするのは手間がかかります。
8資産均等型なら、1本を保有するだけで資産配分を管理できます。
3つ目は、株式100%より値動きを抑えやすいことです。
債券やREITを含むため、株式だけに投資するファンドとは異なる値動きが期待できます。
大きな値下がりが不安で、株式100%では積み立てを継続できない方には有力です。
一方、注意点もあります。
最大の注意点は、長期的なリターンが株式100%より低くなる可能性が高いことです。
若く、運用期間が長く、株価下落にも耐えられる方は、オルカンやS&P500などの株式インデックスファンドを中心にした方が合理的な場合があります。
また、8資産均等型は国内資産の比率が高めです。
国内株式、国内債券、国内REITを合わせると、日本関連資産が37.5%を占めます。
日本市場の世界全体に占める規模と比べると、かなり日本へ厚く配分されています。
「世界へ時価総額通りに投資したい」という方は、オルカンの方が分かりやすいでしょう。
まとめ:株式100%の値動きが不安なら8資産均等型は有力候補
eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)は、国内外の株式、債券、REITという8資産へ均等に分散投資できる商品です。
低コストで資産配分の調整も自動化でき、株式100%より値動きを抑えやすい点がメリットです。
一方、長期的なリターンではオルカンやS&P500などに劣る可能性があり、日本資産の比率が高い点にも注意が必要です。
若く、長期投資が可能で、株価下落にも耐えられる方はオルカンを中心にして問題ありません。
株式100%では不安が強く、値動きを抑えながら長く積み立てたい方には、eMAXIS Slimバランス(8資産均等型)が有力な選択肢です。
📚 8月16日までKindleセールです!
拙著2冊のKindle版が、8月16日まで各499円です。
投資信託やETFを詳しく学びたい方には『投資信託・ETFの教科書1年生』、家計管理や資産形成を幅広く学びたい方には『お金の教科書1年生』がおすすめです。
この機会にぜひ手に取ってみてください!
関連記事のご紹介
日本の半導体株トップ10に集中投資する282Aを解説しました。
日本の半導体30銘柄にまとめて投資できる「NF・日経半導体株ETF(200A)」を解説しました。
SBIの高配当ファンド3本を組み合わせて、毎月分配を実現する方法を解説しました。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ








コメント