肝臓がんに対するカテーテル治療

外科医

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みなさま
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

早朝は、ずいぶん涼しくなりました
毎日、5時台には起きているので、

朝の静かな時間は、
私にとって心穏やかになる貴重な時間です

今日は、
肝臓がんのお話を

岩本内科では、
アンギオCTと呼ばれる

動脈にカテーテルを挿入し、
そこからCTを撮影する機器があります

これを駆使しながら、
がんカテーテル治療を進めて行きます

具体的には、

先端1mmにも満たないマイクロカテーテルという細い管を
癌に関与するであろう動脈に挿入し、

その場所から、選択的にCTを撮影します

そうすると、
その動脈が肝臓のどの場所に血流を送っているか
がんに血流を送っているかについて、

ほぼ100%の自信を持って判定することができるのです

たとえば、
この方、

自分の免疫が自分の肝臓を攻撃してしまうタイプの
肝硬変症を患っており

CTを見てみると
肝臓がぼこぼこしています

結節と呼ばれる丸い塊が多発しているのが分かると思います
この結節のほとんどは、良性結節
癌では無くて、肝硬変になる過程でできた肝細胞の集まりなのですが、

この中にがんが隠れています

がんは門脈の血流を有さないという特徴があるので、
門脈から造影剤を流すCTでは黒く
動脈から造影剤を流すCTでは白く
見えるのが、がんの特徴で、

良性の結節たちは、
門脈から造影剤を流すCTでは黒く抜けることはありません

これで見極めることができます

アンギオCTのこのような撮影をすることで、
確実にがんを見極めるのです

そして、この方は、

まず、肝臓の左端に3cm弱のがんを前医で指摘されておりました
前医ではカテーテル治療が難しく、当院に相談になりました

スライド2
スライド3

たしかに、このような肝硬変が強い状態だと、
カテーテルを挿入するのが非常に難しくなります

丁寧に挿入し、選択的にアンギオCTを撮影し、
がんの動脈を同定し、

丁寧に薬剤と塞栓物質を流します
門脈動脈同時塞栓療法です

スライド4
スライド6

これで、メインの病変が完全壊死です

1ヶ月後のCTで、
その近くに5mm程度のがんが疑わしい病変を認めましたので

追加の治療を行いました

こういう時に門脈からの造影CTを行うと
がんかどうかの見極めに有効です

5mm程度の小さながんですが、
すでに、門脈からのCTで黒く
動脈からのCTで白くなる結節なので

スライド9
スライド11

これは、がんです

また、マイクロカテーテルを丁寧に挿入し、
門脈動脈同時塞栓療法を行いました

スライド12

これで、いわゆるがんを疑う病変は
肝臓内に数ミリレベルで存在しないことになります

経過をみます

さて、今日は、
土曜日の外来です
多いかな・・ガンばります

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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