治療に難渋するケース・・胆嚢動脈

外科医

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みなさん
おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

新型コロナウイルスが流行ろうとも
できる限りの安全対策を行いながら、
岩本内科のがん治療は止まることはありません!

進行がんは待ったなしです
全国で治療がうまくいかなくなってしまった
癌の患者さまたちには猶予がありませんから
負けてはいられないのです

さて、本日の治療のご紹介は、

治療に困るケースも
丁寧にアンギオCTを使って治療すれば
安全に治療することができるという症例です

肝臓の下側には
胆嚢という臓器があります

肝臓がんは
基本的には
肝臓の動脈、肝動脈から栄養され
大きくなりますが、

治療を繰り返していますと、
胆嚢の動脈から
肝臓内の癌が栄養されることがあります

胆嚢の動脈・胆嚢動脈を
治療してしまいますと
胆嚢炎がおき、重篤な合併症が
誘発しかねませんので、

基本的には治療はできないとされています

しかし、
丁寧にカテーテルを挿入し、
胆嚢動脈から分岐する
癌の動脈まで慎重に挿入すれば、
癌だけを治療することができます

アンギオCTを使うことで
安全に行うことができます

ちょうど二人の患者さまが
胆嚢動脈から
肝臓内の癌が栄養されている状態になっていました

1人目の方が、

胆嚢のすぐ近くにある肝臓がんです

スライド2

胆嚢動脈の端に癌を栄養する動脈を認めます

スライド3
スライド4

マイクロカテーテルを慎重に挿入し、
アンギオCTで胆嚢が染まらないことを確認し、

スライド5

門脈動脈同時塞栓療法を行います

うまく薬が癌に入りました。

二人目の方も
同じように
胆嚢のすぐ傍に肝臓がんが

スライド7

胆嚢動脈から癌の栄養動脈が分岐しています

スライド9

これもまた丁寧に
マイクロカテーテルを挿入し、

スライド10

門脈動脈同時塞栓療法を行いました

一般的には
こういう状態の癌では、
カテーテル治療ができないとか、
治療が効かなくなったと言われ、

次の治療選択になったりしてしまいます

ですが、
しっかりと安全を確保し、
技術力を持ってすれば
治療ができるのです

もちろん、、、
治療するのは勇気が要ります

でも、やるのです

本日も治療が待っています

今週・・・20件近く治療していて、
くたびれ気味ですが

ガンばりますか!

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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