ちょっと苦手なタイプと、研修医。

ちょっと苦手なタイプ――

  “白衣の襟を立てている内科医”

患者を診るのに、
その“恰好つけ”、必要なのか...

きちんと診断、治療はできるのか...

と、疑りたくなる

そういえば、
乳がんの手術で入院をしていたときのこと

私の担当になった研修医が、
いつも香水をつけていた

20代前半の若き男性

そりゃあ、お洒落をしたい年頃である

が、そこは病院

がん患者が多く入院している病棟だ

抗がん剤治療をしている患者もいる

食欲がない人、
また、
匂いに敏感になっている人たちも多いのだ

なぜに、仕事場にまで...

しかも、命にかかわる病院で、
お洒落をしようと思うのか...

それがオジサマ医師の、
“加齢臭”なら仕方がないが...

それにしても、
誰も注意をする者はいないのか...

そして、あれから13年

今、彼はどうしているのだろう

立派な外科医になっているのだろうか

  【おまけ話】

   乳がん手術直後、
   右腕には血中酸素濃度測定器、
   血圧計、点滴と、
   様々な器具につながれていた

   術側の左腕からは採血ができないため、
   一晩のうちに何度か、
   足の甲から採血もされた

   これがかなり痛い

   そして翌朝、
   例の研修医がやって来た

   なんでも「採血をする」というのだ

   「また足の甲? 痛くてもう嫌だ」

   そう思っていた

   が、彼の目的は“足の甲”ではなく、
   “鼠径部”だった

   そう、太もものつけ根の動脈から、
   血を採りたいらしいのだ

   そして彼は
   私の股間に思い切り顔を近づけた

   若き研修医の指は私のオマタで、
   懸命に動脈を探している

   「け...研修医、大丈夫か」

   不安と恥ずかしさで、
   頭の中が爆発しそうだ

   そんな状況で、数分が過ぎた

   そして無事、採血が終わった

   ぶっとい針での動脈からの採血の痛みと、
   羞恥と、不安と、恐怖

   伝わってくる、研修医の緊張感...

   そんな、
   乳がん手術翌日の出来事であった――

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Source: りかこの乳がん体験記

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