“乳がん”というアイデンティティ。

今、生きていることがあまりにも当たり前すぎて、

あの頃の気持ちを忘れかけていた

そう...

がん告知を受けたとき、

「私、死ぬんだ...」

そう思ったあの時の気持ち

そして、“がん”という病に怯え、

つらい治療に耐え、

泣きながら過ごしたあの日々...

“慣れ”とは恐ろしいものである

が、それは幸せなことでもある

がんになったこと、

がんであることは、

これからもきっと忘れることはない

それは消すことのできない事実であり、

まだまだこれからも続く進行形でもあるから

がんに罹ったほとんどの人は、こう口を揃える

「がんに、“終わり”はない」と...

“がん”という病は、きっと、ずっと、

背負っていかなければならないもの

私の場合、それが、

“アイデンティティ”というものなのかもしれないな...

  “乳がんがアイデンティティ”って...

  おかしいのか...?

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Source: りかこの乳がん体験記

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