医大生の就活の「マッチング」
今年度のマッチング結果が公表されたようです。
医師臨床研修マッチング結果
マッチング定員数と内定者数
○マッチングの募集定員 11,014 人(昨年度 11,195 人)
○希望順位登録者数 9,726 人(昨年度 9,395 人)
○内定者数 9,023 人(昨年度 8,906 人)
○内定率 92.8 %(昨年度 94.8%)
1500程度定員の方が多い状態のようです。
場所を気にしなければ、研修医の働き口は必ず存在するということ。まぁ医師不足が謡われている中、医者の働き口がないなんてことはないということですね。
現時点での結果なので、国家試験不合格者の内定取り消しは含まれていないようです。
つまり、そのまま非内定者が2次募集へ回ることになります。
都市部とその他の内定者の偏在
6都市(東京、神奈川、愛知、京都、大阪、福岡)とその他の道県の内定者の偏在です。
これを見ると、都市から地方へ研修医が増えているように見え、医師不足の深刻な地方の人数確保が年々できてきているように思えます。
ただしデータがおおざっぱなので実際のへき地での研修医人数が増えているかは不明です。
大学病院と市中病院の偏在
年々採用人数が増えていており、医学部定員の増大の影響かと思われます。
大学病院の内定人数は大きく変わらないが、市中病院の定員と内定数が増えており、新規の研修先病院の増加ややはり地方での募集人員の増加が考えられます。
まとめ
- マッチング定員は徐々に増えている
- 市中病院の定員枠が増えている
- 地方での定員枠が増えている
初期研修医の2年間は地方・市中病院での採用が増えているようですが、3年目以降は専門医取得のため、また新専門医制度の影響もあり、その後は大学病院や中核病院への勤務が増えるのは明らかです。
専門知識を付けた医師が再び地方・市中で働ける環境・働きたいと思える環境作りもまた必要なのではないかと思いました。
Source: 医者物語
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