年間1万9000人の日本の入浴死を防ぐために

新型コロナでの「関連死」者が一年で
2000人を超えたそうです。

関連死と呼ぶのは
その多くが
末期がんであったり、重度の糖尿病や高血圧を有する高齢者であり
コロナだけで亡くなるとは言えないからです。

一方で
自宅で転んで死亡する人は1万人を超え
自宅のお風呂で死亡する人も
毎年1万9000人ほどいます。

これは今後
ステイホームの影響で
足腰だけでなく心身が弱った高齢者では
大きな問題となる可能性があります。

この入浴関連死のほとんどは
高齢者で、
寒い冬に多発する傾向があります。

入浴という高温環境では
体温は上昇し、
熱中症に近い状態となり、
脱力したり虚脱状態に陥り、
湯船から出られずに
失神したり溺れてしまうという病態になります。

冬に多い理由は、
外気と寒さとお風呂の湯の熱さの差が大きく
急激な温度変化に伴う血管の収縮と拡張の影響から
臓器虚血を誘導する可能性が高い
ということや
冬に多発する心筋梗塞、脳梗塞、脳出血などの血管の病気をはじめとする急性の状態が
入浴中に発症してしまいやすい
など
が考えられています。

今年の冬からは
運よく生きているうちに発見されても
高体温状態で搬送されることになり、
新型コロナの影響で
受け入れが遅れてしまう怖れもあります。

データから見ると
お風呂のお湯の温度設定が42℃以上の熱い風呂で
入浴死が多発することから
温度設定を熱くしないでゆっくりと入ることや
熱いお風呂がどうしても好きな場合には入る時間を短縮するとか
お風呂に入る前にはお酒を控える
などの心構えがあると良いと思います。

入浴死に効くワクチンはないのです。

ついでに
お餅を喉に詰まらせて死亡する件も
1月には一か月で1300人ほど発生しています。

こちらも
お餅ワクチンはありません。

日常を丁寧に生きることがなによりも大切ですね。

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Source: ひかたま(光の魂たち)

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