おはようございます。
当ブログの読者から以下のご質問をいただきました。
ちゅりお様 いつも有益な発信をしていただきありがとうございます。
ブログを読むのが朝の日課になっております。
お気軽にというお言葉に甘えて質問させていただきます。
今回質問したいのは奨学金の繰上げ返済と投資の優先順位についてです。
夫26歳 公務員 妻26歳 専業主婦(もう時期出産予定)
現在、夫婦でつみたてNISAと特定口座を合計して毎月73,000円をemaxis slimオールカントリーに積み立てています。
それに加えて、年2回のボーナスで日米の高配当株(米国はVYM,日本はネオモバで個別株)をスポット注文しています。
将来的な配当金も増やしたいと考えてますが、高配当株で毎月2万円の配当を得ようと思えば10,000,000円近くの投資額が必要ですが、
毎月2万円返済している奨学金(残額4,000,000円)を早期に返済すれば自由に使えるお金が2万円増えることになります。
といっても奨学金の金利は0.3%と十分に低いですので、それよりも高い期待できる優良な投信やETFに余剰資金を充てた方がいいのでは?とも考えてます。
ちゅりおさんならばどのようにお考えでしょうか?
お時間がありましたらご回答よろしくお願いします。
ご質問ありがとうございます。
結論から申し上げますと以下の通りです。
1) 奨学金の金利は0.3%と低いため、このまま月2万円ずつの返済でOKです
2) 奨学金の返済は急がず、インデックスファンドなどをコツコツ積み立てましょう
3) 子供が生まれると支出が増えるでしょうが、可能であればつみたてNISAは夫婦で最大限に活用し続けましょう(年間80万年)
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
奨学金の返済を急ぐべきか積立投資を優先すべきか?
奨学金の金利は0.3%と低く慌てて返済する必要はありません
ご質問者様のおっしゃる通り、奨学金の金利は0.3%と十分に低いため、慌てて返済する必要は全くありません。
このまま月2万円ずつの返済でよいでしょう。
借入金は無い状態が理想ではありますが、仮にあったとしても金利が十分に低ければ害悪にはなりません。
超低金利時代においては、住宅ローンの返済期間をあえて長くとるのも同じ考えですね。
逆に、3%を超えるような高金利の借入金がある場合、何を差し置いてもそれを返済しきることを考える必要があります。
奨学金は月2万円ずつ返済し、余剰資金でインデックスファンドを購入しましょう
奨学金はこのまま月2万円ずつコツコツ返済していけばよいと思います。
そして、余剰資金でインデックスファンドをコツコツ積み立てましょう。
日米の高配当株も悪くはありません。
ただし、高配当株は一定のスケールで実践しないと十分な恩恵は受けられませんし、配当金にかかる税金などもありますので、注意しましょう。
私がご質問者様の立場ならば、思い切ってインデックスファンドだけに一本化します。
26歳と年齢も若いので、運用期間を十分に長く確保できるのが強みですね。
お子さんが生まれた後もつみたてNISAを最大限活用しましょう
子供が生まれると家計全体の収入は下がり、逆に支出が増加することは避けられません。
その状況でも、可能であればつみたてNISAだけはご夫婦で満額(年間80万円)の投資を維持したいですね。
これが将来に向けての土台部分になると思います。
今現在、eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)を月73,000円投資しているとのことですので、工夫をすれば無理ではありません。
資産形成というのは、究極的には以下の数式に集約されます。
資産=(収入ー支出+運用益)x 運用期間
この中で、運用益は自分の力で全てコントロールすることはできません。
逆に、支出の管理を徹底し、若い時から資産運用を開始して運用期間を長く確保することができれば、成功する確率が上がるでしょう。
まとめ
借入金は無いに越したことはありませんが、仮にあったとしても十分に低金利であれば痛手にはなりません。
うまく付き合っていくことも重要でしょう。
【おすすめ本】
自己啓発本は『7つの習慣』を繰り返し読めばそれで十分です。
原著が一番よいのですが、途中でたとえ話が多く読みにくいです。
漫画や簡易本でエッセンスを学ぶのもよいと思います。私も両方読みましたが、短時間で気軽に読めるうえに得るものが多いです。
こんな記事も書いています。
eMAXIS Slimシリーズの登場と低コスト化により、インデックス投資ではETFへ切り替える必然性はなくなりました。
家計管理を徹底して余剰資金を最大化し、そのお金で資産を買い続けることが重要です。
どれだけお金があっても健康を失っては意味がありません。
『最高の体調』を読んで文明病を撃退しましょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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