そもそも、
『がんの術後検査はするべきなのか』――
アメリカで画像検査はしない
が、ここは日本
日本では、乳がんの場合、
特に何もなければ、
5年や10年、検査を続けることが多い
それはもちろん、再発をみつけるため
CTや骨シンチなどの画像検査は、
少量の被曝が避けられない
アメリカで画像検査をしないのは、
おそらく被曝が関係しているのかもしれない
と、同時に、
“再発は、
検査で早くにみつけて治療をしても
自覚症状が出てから治療をしても、
治療成績は同じ”
というデータがあるから
それは、
“再発の場合、いつから治療をはじめても、
余命は同じ”
ということを意味している
素人の私には、
未だに信じられない現実なのだが...
そして、時折起こる身体の変調
痛みやちょっとした異変も、
“再発”というワードが頭の中をちらつく
“乳がんの完治は20年”と言われてはいるものの、
検査は10年で終了(私の場合)
「再発のリスクはまだ10年残されている」
...という不安な思いは、
どこへ持っていけばいいのだ...
前の主治医の見解は、“5年終了”だった
(私の場合)
私のがんは、乳がんとしてはかなり珍しいもので、
進行が遅いのも特徴のひとつ
15年後の再発も、
20年後の再発も考えられるわけで...
「もう10年経ったから、検査はいいよ。
あとは市の検診か、
気になるようなら人間ドックでも受けて...」
“市の検診”?
“人間ドック”?
10年も経てばそんなものか...
おっぱいの検査は、
定期的に受けなければならないだろう
そうなると、たぶん保険は利かない
再発(遠隔転移)がないか調べたければ、
人間ドック...
高額で、受けられそうにない
再発のリスクが20年あるのなら、
せめてそこまで
保険適用で検査が受けらないものだろうか
「もうこれで治療は終わりです」
と、言われたときも、
「もう今回で検査は最後です」
そう言われたときも、
「やったー。終わったー」
そう喜んだ
長い間、縛られていたことから逃れられるのだ
が、そう思ったのはほんのいっとき
次の瞬間、襲ってきたのは“不安”だった
「“治療が終わった”ということは、
がん細胞をやっつけてくれる武器が
なくなったんだ...」
「“検査をしない”ということは、
身体の中にがんが芽を出したとしても、
知らずにいるんだ...」
と...
“がん”とどうつきあっていけばいいのか、
治療が終わってしまうと実はよくわからない
治療中は一生懸命がんと向き合い、闘い、
副作用ともつきあい...
我慢して、頑張って、
“治療をやり遂げる”という目標がある
“がんをやっつける”という目的がある
鎧を着けない治療終了後
丸腰で茨の道を歩いているような気さえしてくるのだ
さて、来年の検査はどうしようか――
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Source: りかこの乳がん体験記
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