おはようございます。
本日は鈴木七沖さんの『情報断食 空っぽになるほどうまくいく生き方』という書籍のレビューです。
最近、15-16時間の間何も食べない「プチ断食」という言葉を聞くことがありますが、情報断食というのは自分が接する情報の量を制限することです。
情報断食をすることによって、他者との比較ではなく、自分の内面と向き合う時間を増やし、自分の人生を生きることができるようになります。
毎日、目の前の仕事を淡々とこなすだけで精一杯になり、自分の内面や将来のことについて考える余裕が全くないという方には一読をおすすめします。
【書評】『情報断食』を読んで情報を主体的にコントロールする術を身につけよう
本書籍のポイントは以下の通りです。
1) 他人との比較ではなく、自分の内面を深め自分と向き合うことが重要
2) 情報断食によって穏やかな心を取り戻すポイント
3) 何かを具現化するためには、思いの力と行動の力のどちらが欠けても不十分
以下、1つ1つ掘り下げてみていきます。
他人との比較でなく自分を深めることに集中する
これからの時代は、他人との差異に注目するのではなく、自分の内面を深く掘り下げることで自分の人生を生きることが重要だと著者は説きます。
情報断食を通じて脳や心の中を空っぽにすることで、自分にとって本来は必要なかった膨大な情報を排除し、本当に自分にとって必要な情報や人との縁が舞い込んでくるようになります。
高度な情報化社会においては、情報不足に陥ることはほぼありませんが、その一方で情報の海で溺れそうになっている方が数多く存在します。
水で溺れるのと異なり、情報の海で溺れるのは本人も自覚していないことが多く、知らない間に疲労やストレスを溜め込んでしまいます。
我々現代人は、自分にとって必要な情報と不要な情報を主体的に振り分ける力が求められています。
情報断食により穏やかな心を取り戻す
情報断食により日常的に触れる情報源および情報量を意図的に制限することで、自分の内面と向き合う時間を増やすことが重要です。
具体的に著者は、
・テレビ
・新聞
・本や雑誌
・インターネット
と距離をおくよう心がけたとのことでした。
自分の経験と照らし合わせてみますと、私はテレビはほとんど観ませんし、新聞も購読したことがありません。
雑誌は読みませんが、本はKindleで多種多様な分野を多読しています。
Kindle ストアのおすすめ本は、基本的に自分の購入履歴などから関連の深い本ばかりが紹介されますので、興味や知識が偏る可能性があります。
そこで、実際の書店に足を運び、普段ならば立ち寄らないようなジャンルの本棚を物色すると時に大変おもしろい本との出会いを経験することがあります。
ネットサーフィンやSNSは目的を決めないと際限なく時間が奪われますので、インターネットはできるだけ目的を決めて利用するように心がけています。
最もよいのは、スマホを持たずに過ごす時間を意識的に増やすことです。
今まで知らない間にスマホに奪われていた注意力が研ぎ澄まされていくことが実感できるでしょう。
現代人はスマホ中毒に陥っており、少しスマホから離れただけで禁断症状が出現する方もいます。
以下に『スマホ脳』のレビュー記事を貼っておきますので、心当たりのある方は合わせて読んでみてください。
思いの力は素晴らしいが、行動しなければ何も変わらない
この世にある人工のものは全て、以下の法則に従って形になっています。
「思い→行動→具現化(現実化)」
何かが現実化するためには、まず何よりも強い「思い」を持つ必要があります。
もちろんそれだけでは不十分で、その思いを実現するための行動を起こすことも重要です。
本書の中で紹介されている言葉の中で、私の心に残ったのが以下のフレーズです。
地球は行動の星だから、動かないと何も始まらないんだよ。
とにかく行動ってすごく大切なんです。
しあわせになるのも、成功するのも、
行動しないでうまくいくということはありませんからね
まさにこの通りですね。
どれだけ頭の中で強く思い描いたとしても、それを実現するための小さな行動を起こさなければ、具現化することはありません。
まとめ
本日は鈴木七沖さんの『情報断食 空っぽになるほどうまくいく生き方』という本のご紹介でした。
著者ほど徹底的に情報断食するのは難しいかもしれませんが、自分の生活に取り入れられる範囲内で無理なく始めてみるのがよいでしょう。
【おすすめ本】
この記事で紹介した『情報断食』とセットで、『スマホ脳』を読むことでより理解が深まると思います。
こんな記事も書いています。
樺沢紫苑先生の『アウトプット大全』のレビューです。
どんどん行動を起こしてアウトプットを積み重ねることの重要性を学ぶことができます。
鈴木祐さんの『最高の体調』のレビューです。
テクノロジーの発達するスピードに人間の進化スピードが全く追いついていないことにより、「文明病」が蔓延していると主張しています。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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