雲が低い．．．
手を伸ばせば届きそうだ
．．．いや、届くはずもない
強風吹き荒れる中、本日、『がんサロン』
この数日、台風並みの強風が続いている
夕方には雨
そして雪が降る予報
鬱陶しいこと至極――
サロンへの道すがら
いつもの公園も、まだ寒々しい
月に一度通るこの道
1年に12の景色を感じられる場所だ
来月はもう少し緑が濃くなっているだろうか
サロンは、
今日はいつもより参加者が集まった
新型コロナウイルスの影響で、一時休止
昨年7月、再開したものの、
参加者は少なく．．．
おそらく、再開したことを知らない人も多いだろう
「あの人はどうしているだろう．．．」
と、みんなのことが心配になる
そう、
ここは、“そういう場”なのだ
会場を出ると、
アスファルトにはドット柄が描かれている
「雨だ．．．」
予報通りに降りだした雨
強風に打たれながら、バス停に走る
こんなときほど、
「バスが来るのが遅い」と感じることはない
夜
雨が雪に変わった
暗がりの中、真っ白な雪が
ただひたすらに降りしきっている
あしたの朝は、少し積もりそうだ――
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Source: りかこの乳がん体験記
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