第二章 叡智のヨーガ イントロ2

その他
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続きです。

人の魂の学びは、
三段階に分けることが出来ます。

最初は、
「情報」です。

人は、
外界の情報を学んで
生きていく術を身に着けていきます。

この地上には
ありとあらゆる情報が溢れています。

その中から、
自分の興味ある情報を
書籍やインターネットなどから得ていくのです。

ただ、
この情報は尽きることなく、
また刹那的なものであり、
時が経てば消えていきます。

好奇心は満足させますが、
すぐに飽きてしまいます。

さらに追い続けていると、
情報の底なし沼に入ってしまう危険性もあります。

次は、
「知識」です。

数多くの情報の中から、
自分が極めたい分野があれば、
さらに知識と体験を通して理解していきます。

これは、
活かし方によって、
霊性を高めていくことが出来ます。

そして
しばらくの間は、
知性を満足させることができます。

知識には
外的な知識

内的な知識
があります。

外的な知識は、
耳や目などの感覚器官を通して、
または本やインターネット、人の話などの外の世界からも得ることが出来ます。

内的知識は、
物事を自分の中で消化して、
それを自ら実践し理解することで得られます。
内的知識は、
心を浄化して、
人の器を大きく広げてくれます。
そして最後は、
「智慧」
になります。

智慧は、
魂に刻み込まれるものです。

智慧を学び、
さらにそれを行動に活かすことによって
霊性を最大限に高めて、
肉体が亡くなっても魂と共に持ち越していくものになります。

これが
真の人生の役に立ち、
学んで活かしていくべきものになります。

この学びの段階を意識していれば、
より効率的に真我に達することになります。
特にこの章は、
時間をかけてしっかりと読んで、
内観して、
実践にとりいれてさらに理解していく、
とても重要な章になります。

この章の深い理解が、
その先の章の理解と実践へと繋がっていくからです。

ここで
聖者バラドワージャも逸話をご紹介しましょう。

バラドワージャは、
過去世から繰り返しヴェーダの経典を読み続けました。
生まれ変わってもまた、
ひたすらヴェーダを読み続けました。
四回生まれ変わる間、
ずっとヴェーダを読み続けていたのです。

彼はヴェーダ経典の一言一句を覚えているほどでした。

それを見ていたインドラ神は、
バラドワージャに解脱のための道を明かしました。

すると
バラドワージャは
すぐに経典を読むことを止めて、
経典で示されていることを日常に実践し、
また
深い瞑想に集中しました。

その結果、
聖者バラドワージャは解脱を達成しました。

次は
聖者ドゥルヴァーサの若い頃の話です。

ドゥルヴァーサは、
あらゆる宗教の経典、聖典を買い集め、
いつでも読み続け、
出かける時には荷馬車に積んで
持ち歩いていました。

ある時、
ドゥルヴァーサは荷馬車にいっぱいに宗教書を積んで、
シヴァ神に会いにいきました。

すると、
そこにいた聖者ナーラダが
ドゥルヴァーサに声をかけました。

「あなたはまるで荷馬車にくくりつけられたロバのようだ。
あらゆる書物を読んでいても、
そこに書かれた教えを実行していないならば、
何も理解していないのと同じことだ。
書物に執着することも貪欲の現れなのだよ。」

ドゥルヴァーサは、
その言葉を真摯に受け止めて、
すべての本を海に投げてしまいました。

そして
神の御心に沿った行動の実践とともに
深い瞑想に入りました。

そして
ドゥルヴァーサは光明を得ることが出来たのです。

インドの聖典では次のように書かれています。
「物質の非実在と一元性は、
独断や空想、非論理的な理論を根拠とするものではなく、
高度に体系化された内的探求による明確な理論と法則に基づいているものである。」

「すべての知識、すべての力は、
神である創造的力に由来します。
あなたが日々の経験でそれを尊び、
表現し、
それに生きさえすれば、
愛が法則になると覚えておきなさい。」
エドガー・ケイシー1620-1

さぁ、
それでは
第二章を丁寧に読み解いていきましょう。

第二章第一節
サンジャヤ
「沈痛な面持ちで、眼に悲哀の涙を浮かべたアルジュナに、マドゥの殺戮者(クリシュナ)は次のように言った。(一)」

しっかりと内観しておいてください。

GW明けで
追いついていない人がかなり多いようですね。
少し休憩しましょうか。


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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