神の詩 第六章十二節 12

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神の詩 第六章十二節

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「ここに坐り、
心と感覚の働きを制御し、
心を一点に集中してヨーガを実践し、
自己を浄化しなければならない。(12)」

続きです。

数珠を手に持ち、
一回ごとに一つのマントラを唱えると、
一周した時に
108回
唱えることになります。

ルドラクシャの数珠。

インドジュズノキは、
人類への慈悲の心によるシヴァ神の涙から生まれた植物という伝説があり、
シヴァ神の霊力が宿っているとされ、
神聖な樹木として扱われています。

「ルドラ」とは、
シヴァ神の別名の一つです。

ルドラクシャの種子を身につける者は、
シヴァ神の御加護があると信じられています。

この実は熟すと落ちてきます。
それ採取したら、
果肉を干してから水の中でほぐして取り除き、
マントラを唱えながら
きれいに洗浄していきます。

洗浄した水には栄養があるため、
土に還します。

ルドラクシャをよく見ると
溝で仕切られた面があり、
この面を
「ムキー(Mukhi)」
と称します。

一般的なルドラクシャには、
1ムキーから21ムキーまでバリエーションがあります。
稀に
30ムキーまでのものも採取されることがあります。

これら各ムキーは
それぞれエネルギーが異なり、
有益な効能も異なります。

例えば、
1ムキーは
希少価値が高く、
霊的な力をサポートして幸運をもたらすと言われています。

2ムキーは
心の平安と調和をもたらし、人間関係を円滑にします。

3ムキーは創造力を刺激して、自己表現する力を養います。

最も一般的なのは5ムキーで、
多くの効能を有しています。
詳細は、
精解 神の詩第六巻を参照してください。

ルドラクシャには、
通常のナチュラルなものの他にも、
一つひとつ丁寧に研磨され滑らかな珠になったモチクナ・ルドラクシャや、
高地で産出される実の密度が濃くて重量が重く、耐久性が高いパットリ・ルドラクシャなどの
高価なものもあります。

実には
色が違うものもあります。
白っぽい色のものは、自信を高めてくれます。
赤色を帯びたものは、過去のカルマを除去する役割があります。
黄色を帯びたものは、リラックス効果があります。

ルドラクシャの保管も、
神聖な道具として長く愛用するために
丁寧な取扱いが必要です。

基本的に、
乾燥した場所で保管します。

直射日光の当たる場所や極端に高温になる場所での長期保管は避けます。
香水や刺激の強い精油などの匂いのある場所も避けます。

セージを炊いた煙を浴びせることは浄化となります。
セージは、ルドラクシャの実についたネガティブなエネルギーを浄化してくれます。

意図的に数時間、
日光浴と月光浴をさせることも有益です。
よく手入れされた植物の近くに置くことも良いとされています。
通常は、
聖典の近くや聖者の写真の前に保管することをお勧めします。

続きます。

精解 神の詩 聖典バガヴァッド・ギーター 6
森井啓二
きれい・ねっと
2023-05-11


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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