おはようございます。
資産形成や投資関連の本はお金を効率的に増やすことにフォーカスが当たりますが、よく考えてみればお金だけで人生がうまくいくはずがありません。
お金は人生を豊かにするうえで重要なファクターの1つではありますが、それと同程度、もしくはそれ以上に重要な要素に時間や健康が挙げられます。
最近お金にばかり意識が向いているという方は、ぜひ本日ご紹介する『TIME SMART』を読んでお金と時間のバランスを取り戻しましょう。
TIME SMARTな人生を手に入れよう(お金と時間のバランス)
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. テクノロジーにより時間が細分化されている
2. 「お金」が重要視される一方、「時間」は軽視されすぎてきた
3. 手持ち無沙汰が悪のような風習のため退屈を楽しめなくなった
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. テクノロジーにより時間が細分化されている
スマホやPCなどのテクノロジーの発展により我々の時間はどんどん細分化されています。
本来であれば人間がテクノロジーを完全にコントロールする必要がありますが、近年のテクノロジーの急速な発展により、逆にテクノロジーに自分を支配される人が増えています。
何かの作業に集中していても、スマホの通知やメール受信のアラートなどで頻回に注意がそらされてしまいます。
一度注意がそれてしまうと、それを取り戻すのにエネルギーをさらに使うため、思ったより作業が進まないという事態に陥ります。
まず最優先ですべきことは、スマホの通知は全てoffにすることです。
そのうえで、アプリの数自体を極限まで減らしましょう。
理想はスマホ自体を別の部屋に置くなど物理的に距離をおくことです。
休日にはスマホを持たずに過ごす時間を意図的に作りましょう。
また、一定以上の下調べも時間の無駄です。
ネットショッピングをしていますと、同じ商品でもサイト毎に販売価格が異なることがよくありますが、
1円でも安く手に入れようと必要以上に情報収集に時間と労力をかけすぎると「時間貧乏」になります。
500円や1000円くらいの差には時に目をつぶり、時間の大切さを実感しましょう。
詳しくは『スマホ脳』 を読むと理解が深まります。
合わせて読んでみてください。
2. 「お金」が重要視される一方、「時間」は軽視されすぎてきた
資本主義社会ではお金を稼ぐことこそが正義とされ、時間の価値は軽視されすぎていると著者は説きます。
時間の価値を見直さないと、お金はたくさんあるけれど時間貧乏といった状況に陥ってしまいます。
もちろん、資本主義社会を生きる以上お金は重要なファクターではありますが、何事もバランスです。
お金と時間の片方に偏りすぎることなく、両者のバランスは適正かどうかを定期的に見返す時間を確保したいものです。
また、職場の上司とは給料などの金銭面だけでなく、有給休暇やフレックスタイム、リモートワークなど時間に関しても交渉の余地があれば交渉すべきです。
有給休暇をきちんと消化し、短い休暇を年に数回とるだけでもその人の幸福度は劇的に向上することが分かっています。
勤勉に働くことが善という風習が根強いですが、最高のパフォーマンスを発揮するためには休むべき時にはきちんと休むことも重要と意識を切り替えていきましょう。
3. 手持ち無沙汰が悪のような風習のため退屈を楽しめなくなった
職場によっては、暇そうにしているのが悪、手持ち無沙汰は悪といった風習がまだまだ根強いと思います。
ところが、よく考えてみれば、学生の時は夏休みなどに暇な時間が膨大にあるのが当たり前で、特に何をすることもなくボーッと過ごした経験は誰にでもあるはずです。
もちろん、毎日の仕事や育児などがありますので、学生の頃のように何時間もボーッとするのは無理でしょう。
しかし、あえて何もせずにボーッと過ごす時間をたまには作ってみるのもよいものです。
私自身は以下の本に刺激され、毎日10分だけ頭をからっぽにする時間を意識的に作っています。
実際にやってみると意外に難しいもので、初めのうちは頭をからっぽにしようと意識すればするほど余計なことを考えてしまうというジレンマに陥ります。
ところが、毎日コツコツと継続していますと、自分の心が少しずつ落ち着いてくることを実感できます。
瞑想というとスピリチュアルな印象が抜けない方も多いと思いますが、その効果は科学的に実証されています。
興味がある方は取り入れてみてはいかがでしょうか。
まとめ
お金のことばかりに意識が向きがちな方は、人生のバランスを取り戻すために『TIME SMART』をぜひ読んでみてください。
【おすすめ本のご紹介】
記事の中でご紹介した『スマホ脳』も絶対におさえておくべき一冊です。
スマホが脳に与えるネガティブな影響を知ることで、スマホと適切な距離感を保ってうまく付き合っていくことが可能になるからです。
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会社に依存しないお金を用意することで、お金への執着を減らすことができます。
食事本に関しては、『医師がすすめる少食ライフ』がおすすめです。
お金の使い方も、「今の楽しみ」と「将来の備え」のバランスをとることが重要です。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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