『人間の身体は、
約60兆個の細胞からなっている』
と、教わったのは、確か中学のとき
が、今では“37兆個”といわれているようだ
まさに、
“昔の常識は、今の非常識”
いや、
“ヒトのカラダ、未だに解明されていない”
ということだろうか
それにしても、
あまりにも数が違いすぎる...
毎日、約1%死滅してゆく細胞
それを補うために、細胞は分裂を繰り返す
ちなみにヒトの身体には、
約260種類もの細胞があり、
その寿命は、
○上皮細胞(胃や腸の表面にある細胞)
・・・およそ1日
○赤血球(血液中にある細胞)
・・・約4か月
○骨の細胞・・・約10年
○心臓の心筋細胞・神経細胞・・・一生
※“心臓は、がんにならない臓器”と
言われている
そして、細胞分裂を繰り返していく中で、
コピーミスを起こす細胞がある
コピーミスを起こした細胞は
“死なない細胞”として縦横無尽に増殖を続け、
やがて“がん”として塊をつくる
その最大の要因は、喫煙
ほかには過度の飲酒やストレスなど
『乳がんは、
腫瘍が1cmになるまで8~9年かかる』
と、言われている
ちなみに、
1mmの大きさのがんには
約100万個のがん細胞が、
1cmの大きさのがんには、
約10億個のがん細胞があるらしい
“1cmの大きさになるまで、約10年”
1個の細胞が分裂をし2個に
2個が4個、4個が8個...
“死なない細胞”は、
倍...倍...と増殖を続ける
はじめは少しの分裂
が、それが数百万という単位になれば、
がんの塊は一気に大きくなるわけだ
私の場合、しこりをみつけたときは、
1cmにも満たない小さなものだった
が、3年を過ぎたあたりから
みるみる大きくなっていった
約10年かかって1cmの大きさになったがんは、
3年で3倍以上の速さで成長したのだ
私のがん細胞は、
進行が遅い珍しいもの
きっと1cmのしこりにになるまでには、
もっともっと
長い年月がかかっていたのだと思う
【ちなみに母の場合】
甲状腺がんが肺に転移し、
治療法がないまま転移発覚から2年後、
余命告知
そのときの肺の腫瘍は数センチほど
さらに数か月後、
腫瘍は倍以上の7cmになっていた
父は、
「このあいだ、
そんなに大きくなっているなんて
言ってなかったでしょ!!」
と、医師に食ってかかったらしい
ある程度大きくなったがんは、
治療をしなければ
あっという間に成長する
医師を責めてもどうにもならない
これががんの恐ろしさであり、
現実なのだ
画像検査で確認できる腫瘍の大きさは、
3~4mm
これが、今の、“早期発見の限界”でもある
私の乳がんがわかった当初、
肝臓に転移が認められたとき、
その腫瘍の大きさは“7mm”だった
「少し前なら
画像では見つけられない大きさだよね」
と、主治医に言われたことがある
今はもう少し小さな段階で
見つけられるようになったようだ
ただそこには、
決して“見落とし”があってはならない
がんは、老化の一種だ
(若年性を除き)
長生きすればコピーミスの蓄積、
そして免疫細胞が衰えるため、
がんが増える
通常の細胞は死滅する
が、がん細胞は死なない
そう考えると、
「“がん”ってどこまで恐ろしいのだろう...」
と、思う
自分の身体の細胞が、
自分の身体を攻撃する悪者になる――
“がん”とは、なんとも理不尽な病である
しかも、
“身体に必要な女性ホルモンが
乳がんを引き起こす”なんて、
理不尽極まりない
そして今日は、上弦の月
夕暮れ前の、
今にも青い空に溶け込みそうな半分の月と...
夜を照らす半分の月――
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Source: りかこの乳がん体験記
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