おはようございます。
2021年10月に入ってから急速な円安が進んでおり、外国株投資家の方は円安の影響で見た目の総資産額が未だかつてないレベルに膨らんでいる方が多いのではないでしょうか?
「1ドル=114円台」というのは最近では経験がなく、株価はたいして変わっていないにも関わらず、円ベースでの資産額は史上最高を更新し続けていることになります。
逆に言えば、「1ドル=105円」程度まで円高が進行した場合、仮に株価が変わらなくても1割近く資産が減る可能性があるということです。
この為替の変動というのは外国株投資家ならば一生付き合っていく必要があるファクターですが、株価以上に動きが読みづらく難しい要素です。
円安・ドル高が外国株投資家の後押しをしている状況
本日の記事の要点は以下の通りです。
1. 株価以上に為替の変動は読めないことを知る
2. 円高に振れて総資産が一気に減少する可能性も覚悟する
3. 為替は気にせず淡々と買い足すのがオススメ
以下1つ1つ掘り下げてみていきます。
1. 株価以上に為替の変動は読めないことを知る
私の個人的な経験からは、株価以上に為替の変動というのは読めません。
為替は政治的な要因に引っ張られることも多く、また特に思い当たる原因もなく極端な変動を見せることがあります。
もちろん、後になってからもっともらしい理由付けをすることは可能なのですが、事前に予測できなければ「分からない」も同然です。
何人もの専門家が常に為替予測をしていますが、当て続けている人はほぼおらず、たまに当たれば「予想的中」、当たらなかった場合は何事もなかったかのように忘れ去られるだけとなっています。
よって、為替予測が数回当たった程度でその人を神様のようにもてはやしてはなりません。
「為替は予測できないことを素直に認める」ことの方がはるかに重要でしょう。
2. 円高に振れて総資産が一気に減少する可能性も覚悟する
株式投資の世界では、自分にとって都合が良い出来事が起こった場合、その真逆のことも起こりうることを十分に想定すべきです。
今現在、大半の外国株投資家は株価がたいして上昇していないのにも関わらず、円安の影響で総資産額が膨れ上がっている状態だと思います。
これは逆に言えば、「1ドル=105円」程度まで円高が進んだだけで、仮に株価の変動がなくても1割近く資産が減る可能性もあるということです。
また、一般的に円高が急激に進む局面においては株安も同時に進行することが多く、仮に2割近く株価も下がった場合、円換算では30%近い下落が起こりうるでしょう。
実際に起こるかどうかは別として、そういった可能性も想定して相場に臨むことが重要だと思います。
3. 為替は気にせず淡々と買い足すのがオススメ
為替の変動を正確に読むことは専門家であっても不可能ですので、ましてや我々個人投資家レベルが読めると考えるべきではありません。
とはいえ、外国株メインで投資をしていると為替の変動が自分の資産額に与える影響が大きいのでどうしても気になると思います。
しかし、株価だけでも難しいのに為替のことまで考え出すと、最適な投資タイミングというのがいよいよ分からなくなり、全く動けなくなってしまいます。
平常時であってもドル円は「1ドル=100円〜120円」程度の範囲で動くでしょうが、最近は比較的うまくコントロールされており、「1ドル=80円」といった極端な円高に振れることはありません。
株価の変動とともに為替の変動にも慣れてしまい、あまり気にしすぎずに淡々と買い足すことができるメンタルを身に着けたいものです。
まとめ
為替の変動は株価の変動以上に読めないことを認めてしまうことが重要です。
外国株投資家としては為替の変動はどうしても気になりますが、分からないものを気にしすぎても意味がありません。
為替を気にしすぎると動けなくなってしまうので、淡々と買い足すのがよいでしょう。
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外国株には為替リスクがあるものの、逆に日本円に偏ったポートフォリオもリスクであることは知っておくべきです。
株価の底を読むことができないのと同様、為替の変動を正確に読むことも不可能です。
「安く買って高く売る」というのは言うほど簡単なことではありません。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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