氷点下22.1度の朝
さすがに布団から出るのが億劫だ
そんな朝は、結露も凍り...
まさに、“クリスマス寒波”である
歩くたびに、ぎしぎしと軋む雪
白い息を吐きながら、
背中を丸めて足早に向かったのは...
本日も練習
今日は“クリスマス”ということで、
ウエアにサンタを貼ってみた
乳がんの手術をしてから1年目のクリスマス
私は薬の副作用で
体調・心調不調の真っ只中
ベッドに横になることも多かった
どこへも行けず、
なんにもできない
街の華やかさが疎ましかった
浮かれているひとたちが恨めしかった
「なんで私はこんな日に
ベッドの中にいなければならいのだろう...」
虚しすぎて、涙も出なかった
『クリスマスなのに、なんにもできない』――
私は友人に行き場のない苛立ちを
メールでぶつけた
「こんなメールもらった方も、
きっと困るだろうな...」
数分後、返ってきた言葉は、
『クリスマスの一回くらい、気にしない」――
ずーっと生きてきて、
毎年毎年当たり前のように
クリスマスを過ごしてきた
そしてこれからも、
毎年毎年クリスマスは訪れる
が、そのときの私は、
「来年なんて、あるかどうかわからない」
そう思っていた
「治療も5年続く。
来年も再来年も体調が悪いかもしれない」
せっかく慰めてくれた友人の言葉
なのにそのときは
素直に受け入れられなかった
が、それは、希望の言葉でもある
「来年も、再来年も生きればいい。
来年も再来年も、
クリスマスを楽しめばいいのだ」
あれから16回目のクリスマス――
イルミネーション...
高さ約12m
本当は
上から流れるように光が走っているのだが、
残念ながら、動画は載せられず...
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Source: りかこの乳がん体験記
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