医療は患者さんのものである。

医療機関

正解か不正解か、

そんなことはどうでもいい。

 

そこに愛があるかどうかだ。

 

先生、内緒にしといてね。

お正月からね、実は食べてもらってるの。

それもね、今度はね、

ホンノちょっとよ、

ホンノちょっと。

今度は前みたいに失敗しないわ。

なので、チョットのチョットで

小さじスプンの半分よ。

 

 

間違ってるとか間違ってないとか

そんなことはどうでもいい。

 

そこに愛があるかどうかだ。

 

先生、さらに内緒なの。

たった5分よ、5分。

この人がね、どうしても見たいっていうの。

見なきゃ鬱になっちゃうでしょ。

2階のワタシたちのベッドルーム、

素敵なフワフワのダブルベッド。

いつも一緒に寝てたのよ。

それをどうしてもちょろっと見たいっていうのよ。

だからね、この機械、そっと外して、

機械なしで、水中潜ってるみたいに、5分。

そっと息しなくても5分。

ほんの5分、ほんとに5分。

ワタシが前、娘が後ろで、息子が横。

2階まで歩いていってベッドルーム見て、

戻ってきたわ。5分よ。

 

 

正しいとか正しくないとか 

そんなことはどうでもいい。

 

そこに愛があるかどうかだ。

 

僕たちは、こんなふうに

必死に人生を生きておられる方に、

訪問させていただいている。

 

 

常に、感謝、謙虚、笑顔を意識したい。

 

そこに感謝はあるか?

謙虚を忘れていないか?

そして、

いついかなる時も、

心底、笑顔を準備できているか?

 

 

2022年は『ザイタク』元年だ。

医療は患者さんのものである。

心して臨もう。

 

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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