神の詩 第五章七節 3

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神の詩 第五章七節  3

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「行動のヨーガで心を浄化し、自己を規制して感覚を抑制し、自己の真我を万物の真我と認識する者は、行動しても束縛されない。(七)」

続きです。

北米先住民たちは、
どんな過酷な試練にも
自分たちの正しい生き方を変えることはありませんでした。

正しい生き方の実践では、
最初に、
「自分の思いと行動を一致」
させなければなりません。

北米先住民たちを虐殺した側にいた人たちは、
一体どんな気持ちで射殺していったのでしょうか。

残虐なサンドクリークの大虐殺の時の記録を見ると、
殺しただけではなく、
先住民たちの遺体を無残に切り刻んで遊ぶという行為が
賞賛されていたようです。

このような残虐で非人道的な行為は、
他の大虐殺でも行われていた記録があります。

無智の中に生きる人たちの悲劇です。

第25代副大統領および第26代米国合衆国大統領セオドア・ルーズベルト氏は、
これらの虐殺に関して
「これほどまでに、正当かつ有益な行いが、フロンティアで起こった。」
と非人道的虐殺を正当化する発言をおこなった
と言われています。

米軍コロラド軍指揮官ジョン・チヴィントン大佐は、
敬虔なキリスト教牧師でもありましたが、
彼は次のように演説していました。
「インディアンを殺さなければならない。そして神の天国の元では、どのような方法を使ってもインディアンを殺すことは正しく名誉あることである。」

多くの人は、
トロフィーハンターのようにゲーム感覚で、
無実で平和に暮らす人々を殺していったのでしょう。

でも、
中には道徳心があり、
良識ある人もいたはずです。

良識がありながらも
先住民族を殺していった人たちのいくつかの記録が残っています。

思いと行動が一致していない人たちです。

 人生のほとんどの時間を、
アメリカ先住民を殺すことに費やしたジョン・バーク隊長は、
先住民族殲滅作戦の前に
次のように語っていました。

「 先住民たちは、
空を飛ぶワシのように自由に慣れているので、
不当に抑圧されることが我慢できない。
不正な行為を黙って見過ごすこともできない。
服従させるとすれば、
支配者側の誠意と慈悲と公正さがなければならない。
彼らは、
嘘をつかないし、
とても寛容であり、
何をする時にも女性や子供たちを優先させる。」
若いころにシェリダン将軍の元で
先住民討伐に協力していたウィリアム・フレデリック・コディー氏、
通称バッファロー・ビルは
次のように語っています。

「私は何度も軍隊を率いて、
彼らと闘ってきた。
そのたびに自分の身を恥じ、
政府を恥じ、
自分の軍隊の旗に恥じる思いを持っていた。
いつでも正しかったのは、
彼らであり、
私たちはいつでも人として間違っていた。
彼らが約束を破ったことは一度も無かったし、
私たちが約束を誠実に守ったことも一度もなかった。」

北米中西部のアメリカ先住民族に対する陸軍の作戦のほとんど全てで指導的役割を担い、
数多くの先住民を殺してきたネルソン・マイルズ将軍は、

 「彼らは、世界で最も英雄的な民族だ。」
と述べています。
マイルズ将軍の元で活躍したニール・エリックソンは、
ジェロニモ率いる戦士たちとも戦ったときのことを
次のようにのべています。

「もしもあの時に、
自分が先住民に対しての正しい理解があったならば、
合衆国の軍隊を離れて、
アパッチ族の味方になっていたと思う。」

大陸を発見したコロンブスは、
資金提供したスペイン国王に手紙の中で

「彼らはほとんど武器を持たないので、容易に征服できるでしょう。」
と書く一方で、
「 新大陸に住む人間は、
とても愛情豊かで
思いやりに満ちて穏やかな性格の人種です。
誰に対しても身内のように接し、
笑顔で話しかけてくれます。」
と記録しています。

続きます。

神理の扉 聖なる変容と霊性進化の道
光田秀&森井啓二
きれい・ねっと
2020-04-12


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Source: ひかたま(光の魂たち)

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