先生、夜中にどうしてもしんどいって言うんです。
それで、そばに来てほしいって、息子夫婦に頼んだんです。
そしたらお父さん、静かになって。やっと、静かになって。
嫁も息子も良くしてくれて、こうやって、送ってやれました。
感謝です。お家に連れて帰ってきてよかったです。
呼びかけたら、まだ生きてるみたいな穏やかなお顔。
次は私ね、って言いながら奥さんは
お父さんの穏やかなお顔を撫でられた。
いつも通りの、お家での旅立ち。
がんの終末期に、ちょうどいいタイミングで、
化学療法をやめにして、お家での療養を決められた。
訪問入浴や、終末期リハも受けながらお家で過ごされた。
最後の日の夜まで、激しい痛みはなかった。
最後の最後で、死の壁が来たとき、ちょっと、
全身倦怠感が増したけれども、そこには家族愛。
そして、そこにあったのはお家の匂いや雰囲気だけ。
医療用麻薬も鎮静薬も、なんにも要らない。
穏やかだ。ほんまのほんま、家族愛だけ。
こんなお家での看取りを、
こんな医療依存度がほとんどない、
こんな家族愛だけの、本当に穏やかな、
いつも通りのザイタク看取り。
これを、多くの人に知ってもらいたくて、
始めたこのブログも、今日で、999日連続。
読んでいただき心から感謝申し上げます。
幸せのレシピで、
今日の旅立ちも素敵だった。
良かったら聴いてください。
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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」
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