誰にも訪れる“死”
がんになると、それがとても近くに感じた
「歳をとればいつかは死ぬよね」
ただ漠然とそう思っていたものが、
すぐそこにあったのだ
以前書いた、『リビングウィル』
☆そのときの記事は下記へ
看護師さんに、
「最期はどうしたいか、
元気なときに考えておいた方がいいよ」
と言われたものの、
はじめは現実味がなかった
が、
年月が経つにつれ、
いくつかの死に触れ、
考える必要性を感じたのだ
もちろん意思は、
状況によって変わると思う
なので、
そのときそのとき、
最新の自分の思いを残せるようにしたい
なにより、意思を伝えておかなければ、
周囲の人たちに迷惑がかかってしまうから
そういう意味では、
がんは、“準備”という猶予がある
『パフォーマンスステータス』というものがある
パフォーマンスステータスとは――
Performance Status:PS
アメリカの腫瘍学団体のひとつ、
ECOG(イーコグ)が提唱
(Eastern Cooperative Oncology Group)
主にがん患者に使うことが多く、
患者の全身状態を日常生活動作に応じて
5段階で指標したもの
〇グレード0
無症状で社会活動ができ、
制限を受けることなく
発病前と同等にふるまえる。
〇グレード1
軽度の症状があり
肉体労働は制限を受けるが、
歩行、軽労働、
座業(軽い家事、事務など)は
できる。
〇グレード2
歩行や身の回りのことはできるが、
ときに介助が必要なこともある。
軽作業はできない。
日中の50%以上は起居している。
〇グレード3
ある程度の身の回りのことはできるが、
しばしば介助が必要。
日中の50%以上が就床している。
〇グレード4
身の周りのことが全くできず、
常に介助が必要。
終日、就床している。
※パフォーマンスステータスは、
化学療法を行うかどうかの指標にもなり、
一般的に治療が行えるのは
グレード0~2の患者で、
3~4は原則として化学療法は行われない。
【引用:国立がん研究センターより】
「万が一再発した場合、
いつまで治療(化学療法)を続けるか...」
と、考えたこともある
できれば
そんな現実は避けたいが...
が、がんである以上、
その不安は避けられない事実だ
元気なうちに化学療法をやめ
緩和ケアだけを受け、
残された時間を生きるか、
それとも最後まで治療を続けるか...
どちらも、
“自分らしく”という生き方だと思う
ただ、現実問題として
治療費はかかるわけで...
化学療法は高額だ
まぁ、これは、
そのときが来たら考えるとしよう
来ないことを祈りたい
いや、たぶん、来ない
昔は“死”について話すなんて、
御法度だった風潮がある
それが今はこうやって表に出せる時代
しかも、
「最期の意思を決めておいた方がいい」
なんて、考えられなかった
“エンディングノート”は今は当たり前
“生前葬”なんてものもあるくらいだ
遺影も準備する人が増えた
このような話ができるのは、
「いい時代になった」
と、私は思っているのだが、
世間ではどうなのだろう...
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Source: りかこの乳がん体験記
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