動注療法はすごい 5: 肺転移を伴う肝臓がん

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

急な寒さは、身に堪えます
外来でもコロナ陰性の風邪が増えてきています

本日は、
動注療法はすごい、シリーズ 第5弾です

四国から来られた肝臓がんの患者さま

前医では薬物療法が複数行われておりましたが、
治療が効かなくなり、
ご家族さまが岩本内科を見つけられて
岩本内科に連れてきてくださいました

岩本内科で行う
動注療法の一つ、
New FP療法
では、

シスプラチンの粉に油の造影剤リピオドールを混ぜて、投与します

この混ぜ方にもいろいろありまして、

シスプラチンの粉に直接リピオドールを混ぜる方法が
Suspension(サスペンション):日本語で懸濁液
と呼びます

一方で、新しくパイオラックスという会社から開発された
マイクロマジックという医療用品がありまして、
それを使うと、Emulsion(エマルション):日本語で乳濁液
作れるようになります

もともと、古くから、Emulsionの方が、
カテーテル治療においては、優れているという報告があったのですが、
シスプラチンを混ぜて作成する場合には、サスペンションが主で、
良質なエマルションは作りにくかったのですが、
この医療用品を用いれば、良質なエマルションが作れるようになりました

ご紹介するのは、その良質なエマルションにより、良い経過となった患者さまです

スライド1

スライド2

スライド3

スライド4

肝臓の病変だけでなく、肺転移まで消失してしまったのですから、驚きです
マイクロマジックエマルションでは、二段階的に、シスプラチンの濃度が保たれることが
研究で分かっているので、
その効果によるものと考えています

動注療法はすごい!シリーズでしたが、
これらは、先日行ったリザーバー&ポート研究会で
私が紹介した患者さま方のスライドでした

進行がんを技術で治せる唯一の治療
それが、動注療法、癌カテーテル治療なのです

さて、今日は、
6件の治療です

ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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