薬剤とロコリージョナル治療を組み合わせる

外科医

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みなさま、こんばんは
2代目ガンちゃん先生です

今日は5件の治療を終えました
少し時間ができたので、ブログを書く時間にしました
・・

なんか、明るい話題が欲しいですね

戦争がいまだに続くし、
コロナはまだまだ終息しませんし、
増税だとか、物価が急騰だとか
暗い話が多すぎます

ただでさえ、心前向きに毎日を過ごすのは大変なことですが、
こんなにネガティブな事が多いと、押しつぶされてしまいます

こういうとき
気付けばネガティブな事を思っていたり、
気付けばネガティブな言葉を発しがちです

毎日、寝る前に、一日を振り返ってみると、
ありゃ、今日はネガティブな言葉ばかり出てたなとか、
ネガティブな考えばかりで過ごしたなとか、気づくことがあります・・

みなさんは今日はどうでしたか?

人生の幸福度を上げるためには、
幸福な考え、言葉が多い方が良いに決まっています

もちろん、毎日がハッピーな事ばかりではありませんので、
簡単には、幸福な考え、言葉ばかりで過ごすことは難しいと思います

ですが、ここが人生のポイントだと私は思っているのですが、
ハッピーな事ばかりではない中で、
どれだけ、幸福な考え、物事のとらえ方、言葉を出して過ごすことができるか、試されているのではないのかなと私は思います

私自身も、なかなかうまくいかず、いつも反省するばかりです・・・

さて、本日ご紹介させて頂くのは

薬物療法が全盛期の肝臓がん治療での局所カテーテル治療の大切さを示す症例です

薬物療法が現在、8種類使えます
そうなると、薬剤をいかに繋げて長生きして頂くかという
薬剤シーケンシャル治療というのが主流
になります

シーケンシャルとは、繋げるとか続けるという意味です

ですが、肝臓がんの場合は、薬剤だけでなく
カテーテル治療など局所治療(ロコリージョナル治療)も非常に発達しております

ですので、私が思うに、
薬剤だけのシーケンシャル治療ではなく、
局所治療も組み込んでシーケンシャル治療をしていくことも
肝臓がん治療には非常に重要ではないかと思います。

薬剤-局所治療のシーケンシャル治療です
・・なんて命名すべきか、薬剤ロコリージョナル・シーケンシャル治療かな

たとえばこの患者さま、
もともと前医で
今から10年以上前から肝臓がんの治療をされておられました
今から4年前に薬物療法(レンビマ)が開始され、
効果が出にくくなったため、3年前に当院にご紹介頂きました

門脈動脈同時塞栓療法を行い、癌を見かけ上ゼロの状態にできましたが、
また再発、別の薬剤(テセントリク+アバスチン)の開始のため、
前医で再度加療されておりました

1年以上経過し、また病変が制御できなくなったため、
レンビマに切り替えられ、
岩本内科に再度ご紹介いただきました

今回、また血管造影を行いまして、
癌の評価を行いました

スライド2

肝臓S4とS3に3cm大の癌
そして、小さな転移病変を認めました
ので、

スライド3

カテーテルで選択的に門脈動脈同時塞栓療法を行いました

スライド6

また薬物療法の再開を検討していきたいと思いますが、
薬物療法が開始されて4年以上経ちます
その中で、間でカテーテル治療を挟むことによって、
癌をゼロに近い状態にし、リセットすることでまた薬物療法が継続できる

肝臓がんには、
薬剤-ロコリージョナル シーケンシャル治療が重要なんだと感じます

ちょっとネーミングセンスが無いので、薬剤-ロコリージョナル シーケンシャル治療(仮)にします・・・(笑

さて、明日は土曜日の岩本内科の外来です
コロナはまだまだ多いです
ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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