薬物治療だけでなく、カテーテル治療を組み合わせることで得られる長生き-肝臓がんの治療-

外科医

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みなさま、おはようございます
2代目ガンちゃん先生です

もう一年が終わってしましますね
一年経つのが早い

12月もバリバリ、治療ガンばっております

今日は、
進行肝臓がんを患う方の
治療経過です

がんカテーテル治療と薬物治療を組み合わせるメリットを示しめします

この方は、
3年前から岩本内科で治療を開始しました

肝臓の右側に10cm大の肝臓がん
門脈への浸潤を伴うステージ4A
そして、その周りに数十個の肝臓内の転移病変

スライド2

通常だとあと数ヶ月で肝不全になる可能性がある状態でした

カテーテル留置を行い
肝動注化学療法 New FP療法の導入

縮小傾向にあり
門脈動脈同時塞栓療法を行い、

スライド6

直ぐに命に関わる状態からは脱してもらいました
カテーテル治療だけでまず1年程度経過

その後の経過で、全身の薬物治療である
テセントリク+アバスチン療法を導入し、
癌の病勢を抑えておりました

これが2年目の途中までくらいの期間ですね

しかし、
がんの大変な所は
その都度、変化して、その治療が効かなくなってしまうところで

この方も、効果が低下してきましたので、

次の作戦として、

もう一つの薬剤であるレンビマを導入しながら、

反復的にカテーテル治療を行える
新しい留置カテーテルReMAP/System-iを
留置し

スライド12

レンビマで癌を抑えながら、

1ヶ月から1ヶ月半に一度、
がんカテーテル治療を行ってまいります

入院期間はその都度4-5日です

がんカテーテル治療で、
がんの量を減らしつつ、

レンビマによって
がんカテーテル治療の間の期間で
がんが増大してしまうのを防ぐ

こういう治療戦略が取れます

この作戦で、この方の場合は
1年半以上、継続しています

と言いましても、
がんもあの手この手で治療ができなくなるように変化してきます

たとえば、
通常、肝臓がんは
肝臓の動脈から血液をもらいますが、

副腎の動脈、横隔膜の動脈、腎臓の動脈など
通常ではもらわないような動脈からも血液をもらって
生き延びようとします

スライド8
スライド14
スライド17

ですが、そこは、私の腕の見せ所!

カテーテルを使って、それらの動脈にも治療を行っていきます

こういう緻密な治療が
長生きに繋がるのは絶対
です

元気に、過ごしてくださっているので、
毎月、お会いするのが楽しみです

これからも、ガンばります

昨日は、今年最後の講演をしてきました

年末まで治療はずっと予定されています
ガンばりますか

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肝臓がん、転移性肝がんでお困りの方は、いつでも、どんな状態でも一度、岩本内科医院にお問い合わせください。

Source: ガンちゃん先生奮闘記

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