おはようございます。
投資が趣味の人にとって、株の勉強をするのは楽しい時間ですが、株式投資は勉強時間とパフォーマンスが必ずしも直結しないのが辛いところです。
投資本を読んで純粋に楽しむのはよいですが、株式投資の勉強のために他のもっと重要なことがおろそかにならないように気を配る必要があるでしょう。
特に、老後の生活のために長期投資をしているのであれば、健康維持というのが最もプライオリティの高い事項となるはずです。
本日はそのあたりのバランスについて検討してみます。
株の勉強をするよりも食事と運動に気を配った方が100倍有益です
健康管理に力を入れずに長期投資をするのは本末転倒
好きなだけお酒飲みまくって、毎日40本も喫煙して・・・
そのような体で長期投資をしても意味がありません。
特に、iDeCoは老後まで解約できないわけですから、iDeCoを活用しながら極端な不摂生を重ねるというのはやっていることが全く逆なわけです。
もちろん、過度な我慢はかえってストレスになるので体によくありませんが、最低限の健康管理には気を配る必要がありでしょう。
私は、その土台になるのが食事と運動、あとは禁煙だと思っています。
日本人の平均寿命は男女ともに80歳を超えていますが、健康寿命には約10年の開きがあり、大体70代前半です。
仮に年金を70歳まで繰り下げて受給し始めて、その2年後に健康を害しては何の意味もありませんね。
投資は知識量ではなく、いかに長く続けるかが重要
投資本を読み漁ったり、ブログやTwitterで熱心に情報収集しても一定以上の効果はありません。
自分の目標とするアセットアロケーションを定めて、後はそのバランスに従ってコツコツと金額を増やしていくだけですから。
売買に伴う手数料や税金などを考慮すれば、シンプルなポートフォリオを組んでそれを長年に渡ってコツコツ維持していく方が資金効率もよいです。
いろいろ勉強すると、様々な金融商品に興味が出てきて、「あれも違う、これも違う」と不必要にポートフォリオをいじりがちです。
その結果、VT一本の人にすらパフォーマンスで劣後する可能性があります。
私の個人的な考えでは、株式に関しては
1) VT一本
2) VTI + VEA + VWO
このいずれかで十分です。
もちろん、株式100%ではボラティリティが高いですから、リスク管理のために、十分量の日本円(キャッシュ)を保有することが前提ですが。
あとは、BNDなどの債券ETFも利用価値があるでしょう。
投資よりも健康的な食事や運動について勉強しよう
長期投資家が優先的にやるべきことは、株式投資の勉強ではなく、健康的な食事や運動についての勉強です。
食事については、津川先生の以下の本を一冊読んでおけば一通りのエビデンスが網羅されています。
もちろん、人生には楽しみも必要ですので、この本に書かれている食事内容を修行僧のように毎日守る必要はありませんが、知識として知っておくことは重要でしょう。
健康に関しては、以下の2冊を読みましょう。
運動はただ肉体的な健康維持のためだけでなく、脳の機能を向上させ、日常生活や仕事のパフォーマンス向上にもつながることがよく理解できます。
投資本を読んでいる暇があったら、ジムに行って1時間筋トレと有酸素運動したほうがよいです。
脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方
- 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 31人 クリック: 757回
- この商品を含むブログ (75件) を見る
『筋トレが最強のソリューションである』も名著です。
私自身は、この本に書かれているほどストイックに筋トレしていませんが、週3回はジムに行って軽めの筋トレをしています。
肩こりや腰痛の予防に最適ですね。
筋トレが最強のソリューションである マッチョ社長が教える究極の悩み解決法
- 作者: Testosterone
- 出版社/メーカー: ユーキャン
- 発売日: 2016/10/21
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログ (1件) を見る
まとめ
老後の不安を取り除くために長期投資をしているのであれば、健康的な食事や運動も同時に取り入れなければ意味がありません。
もちろん、全ての病気が生活習慣の改善によって予防できるわけではありませんが、その努力はすべきでしょう。
上でご紹介した3冊の本のレビュー記事になります。
もしよろしければ読んでみてください。
www.churio807.com
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
コメント