術式の変遷。

その他

乳がんの手術も、今や温存が主流

  ※がんの種類や広がりによっては
   温存はできない

“乳腺を残しても全部取っても
 生命の維持に変わりはない”ことが
わかったこと

そして、大きく切除するよりも、
全身に残されているかもしれない、
目に見えない微細ながん細胞を
薬物療法でやっつけることが大切であると
わかったからだ

その昔、“乳がん”といえば、
術式は“ハルステッド手術”

約100年もの間、
乳房(乳腺)はもちろんのこと、
乳房の皮膚や胸の筋肉*を切除するのが
標準術式として
世界中でおこなわれていたのだ

  *)大胸筋、小胸筋、
    腋窩から鎖骨下までの
    リンパ節郭清

1970年代になって、
胸筋を残す術式が開発

拡大乳房切除術**もおこなわれるようになり、
切除は縮小する時代に入る

  **)鎖骨や胸骨の周囲のリンパ節と、
    場合により胸壁も切除

1980年代、乳房温存術が開発される

1990年代、
センチネルリンパ節生検術開発

今では、
センチネルリンパ節生検は当たり前

私が乳がんの手術をした16年前は、
まだ保険適用外

生検自体も、
一部の医療機関でしか
おこなわれていなかった

昔、ハルステッドで切除した女性の
リハビリ風景をテレビで観たことがある

それはそれはつらそうだった

私がまだ20代の頃、
お世話になった当時40代の女性も、
過去に乳がんを経験していた

術式はわからないが、
今思うと
ハルステッドだったのかもしれない

進歩する乳がん治療

薬物療法もそうだが、

「こうして昔の人たちが受けた手術が
 今につながっているんだな...」

そう思うと、
今の時代に生きていてよかったようにも感じる

いや、確実に、
私が手術を受けた16年前より
今の方が進化しているのだろう

今日よりあした

あしたよりあさって...

そして、
今、私たちが受けている治療も
未来の医療につながっているのだ

*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜

  氷点下20度以下が続く朝

  今日は日中でも
  氷点下11.1度の寒さ

  そんな中、今日は四日月

2023/01/25 四日月 ①

2023/01/25 四日月 ②

  西の空

  細く輝く月がきれいだった...

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Source: りかこの乳がん体験記

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