涙がこぼれそうさ。

医療機関

その一場面一場面が宝物。

 

医学生の息子に大学の休み毎に

訪問を同行してもらっている。

 

 

僕は、患者さんから本当の意味で

学ばせていただけたのは研修医になってから。

医学生の頃はラグビーと筋トレと彼女のことばっかで、、、、

 

医者になってからは、知識は本であったり、

友人から学んだり、学会発表させていただいたり、

糸結びやメスの使い方や手技は先輩医師に教わったり、

こっそり覗いて技を盗んだり、コソ練したり、

いわゆる医療の学びは、そんな感じだったが、

 

いちばん大切な患者さんの思いや気持ちの揺れや、

ご家族への願いやご家族の祈り、ご本人の尊厳は、

まさに患者さんに学び、患者さんに教わってきた。

 

僕の一番身近な若者である息子に、

それを医学生のうちから学んで欲しく、

うちのクリニックの患者さんにご協力いただき、

次世代に繋ぐことを、ご一緒に挑戦いただいている。

 

 

息子は幸せなことに、人生の先が不透明な患者さんに、

また、今度は夏休みにお逢いしましょうね。

私も頑張るから、あなたも勉強頑張るのよ。

とお声をかけて頂ける。

 

 

どうか息子よ、この深く優しい患者さんたちの願いを

しっかりと汲み取れる医師になってくれ。そう心の中で思った。

 

 

この春休みもまた、皆さまの大切な時間を

次世代の若者にかけていただき、本当に心から感謝申し上げます。

 

この2週間の同行訪問の彼のまとめを夕方スタッフの前で発表してもらった。

『患者さんの価値観』『自分の身勝手な考えの押しつけ』『一期一会』等々の内容であった。

彼の目にこぼれそうな光るものがあったことは、あえて皆さまにお伝えしておきたい。

 

 

今日はこの曲です。良かったら聴いてください。

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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