健康な日本人の血液を調べたところ、98%がビタミンD不足だったとの調査結果を東京慈恵医大などのチームが5日、発表した。特にシイタケなどのキノコ類から取れる植物由来のビタミンDはほとんど検出されなかった。若い人ほど不足している傾向があり、食生活の変化が原因の可能性があるとみている。
調査は2019年4月~20年3月、東京都内で健康診断を受けた成人男女約5500人に実施。血中ビタミンD濃度を算出した結果、全体の98%が必要とされる値を下回った。検出されたビタミンDの種類を調べると、ほとんどが動物由来か日光を浴びてつくられたものだったという。
実は、ビタミンDにはうつ病を改善する作用があることもわかってきました。
うつ病は、脳内の神経伝達物質の不活性化がもたらす疾患ですが、ビタミンDの受容体が脳内でも前頭前皮質や海馬、視床、視床下部などの部位に多く発現しているのが確認されています。
その結果、ビタミンDが脳を酸化ストレスから保護する一方、ドーパミンやノルアドレナリンといった神経伝達物質の働きを改善させる働きがあることが明らかになったのです。
(略)
ビタミンDの受容体は、この海馬にも多く出現しています。先にうつ症状を改善させる要因の一つとして、ビタミンD補充の必要性を挙げましたが、それが有効に働くのは、前記した2つのタンパク質の合成をビタミンDが促すからです。
同じような効果がアルツハイマー型認知症やパーキンソン病にも期待できるのは、英国エクセター大学の研究チームによって行われた以下の追跡調査からも容易に想像できるはずです。
同研究チームは、認知症がない歩行可能な65歳以上の高齢英国人1658人を対象に、血中ビタミンD濃度を測定し、平均6年にわたって認知症の発症状況などを調べています。
その結果、血中ビタミンD濃度と認知症発症の明らかな関係が認められました。
10~20/ml未満の軽度欠乏群は53%、10/ml未満の重度欠乏群に至っては、実に125%もの確率で認知症を発症することがわかったのです。
アルツハイマー病そのものに関しても、軽度のビタミンD欠乏群で69%、重度の欠乏群では122%の発症リスクが認められました。
つまり、重度のビタミンD欠乏症の人は、例外なく認知症を発症するのです。
日焼けしない美白意識とか、、
体育館内スポーツの選手とか、、
日光浴しない方はメンタルが弱くなると思いますね。
ビタミンC(アスコルビン酸) | 500mg | 556% |
ビタミンD(D3、コレカルシフェロール)(ラノリン由来) | 25mcg(1,000 IU) | 125% |
亜鉛(亜鉛ピコリン酸) | 10mg | 91% |
セレン(L-セレノメチオニン) | 100mcg | 182% |
【新型コロナ】重度のビタミンD欠乏で死亡率2倍か 米研究報告イギリスのアングリア・ラスキン大学とクィーン・エリザベス病院キングス・リン国民保健サービストラストが行なったこの研究では、ヨーロッパ20カ国を対象に、ビタミンDの平均濃度と新型コロナの感染率や死亡率の関係性が分析された。
その結果、新型コロナの死亡率が高いイタリアとスペインでは、人々のビタミンDの平均濃度が北欧諸国よりも低いことがわかった。
反対に、感染者数が少なく、人口あたりの死亡率も低い北欧諸国では、人々のビタミンDの平均濃度が高かった。
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Source: 身体軸ラボ シーズン2
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