おはようございます。
資産形成に成功する人と失敗する人の最大の差は、収入や資産が増えるにつれて生活レベルを上げてしまうか否かです。
特に努力しているふうでもないのに資産形成に成功していく人は、たとえ自分の収入や資産が何倍に増えたとしても生活レベルをあまり変えません。
お金持ちほど自分が本当に必要としているものとそうでないものの差を正確に把握しているため、生活レベルを上げなくても満足いく生活ができるからです。
総資産が増えても生活レベルを変えなければ資産形成はイージーゲーム
自分の収入や資産の増加と比例して生活レベルを上げてしまうと負け確定
若いうちから株式投資などを含んだ資産形成にコツコツ取り組んでいると、はじめの数年くらいは大きな成果はでないかもしれませんが、10年〜15年すると確実に成果がでてきます。
うまくいけば自分の資産が数倍以上に増えることも十分に考えられますが、資産の増加に比例して生活レベルを上げてしまう方は絶対にうまくいきません。
人間は一度上げてしまった生活レベルを下げるのには多大なストレスを伴うと言われており、言葉で言うほど簡単ではないからです。
逆に、自分の収入や資産が増加しても、生活レベルの上昇を相対的に抑えることができれば資産形成に成功できる確率は高くなります。
世の中の「贅沢品」は上を見上げればキリがないエンドレスゲーム
世の中には「贅沢品」と呼ばれるものは無数にあり、上を見上げればキリがありません。
華美な装飾品などはその最たるものですが、こういった商品は購入してすぐは満足するものの、しばらくするとすぐに物足りなく別の商品が欲しくなります。
この無限ループにはまってしまうと、「お金が貯まったら次はどれに買い換えようか」という発想から抜け出せなくなるため、資産形成の難易度はぐっと上昇します。
世の中の大半の方は本人も自覚しないままこの無限ループに足を突っ込んでいる状態と言えるでしょう。
「時間や他人の労力をお金で買う」という発想を持つ
総資産額が増えたとしても、人間ひとりひとりが持つ時間は「1日24時間」から増えることはなく、1日に割くことができる労力にも限界があります。
この時間と労力の制約を乗り越えるためには、
1) 時間をお金で買う
2) 他人の労力をお金で買う
ことが必要です。
時間や労力に投資をすることで、その人は時間的な余裕を確保しながらより有意義な仕事に集中できるようになり、さらに資産形成が加速するという好ましい流れができます。
この状態まで到達すれば、お金を減らすほうが難しい状態となり、あとは淡々と同じことを継続するだけで自然に資産が増えていくことになります。
まとめ
総資産や収入が増えるにつれ、それに比例して生活レベルも上げてしまうと資産形成はハードモードに突入します。
逆に、自分の生活レベルの上昇を抑え、他人の時間や労力を買うことにお金を使えるようになれば、資産形成はイージーゲームになるでしょう。
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資産形成が進むにつれ、お金に関する不安やストレスが軽減していきます。
金融資産投資と自己投資の両輪を若いうちから回すことができれば、資産形成は容易になります。
インデックス投資の場合、金融理論上は「一括投資」が正解ですが、実際には世の中の99%の人は「分割投資」を選ぶのが無難でしょう。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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