一生、逃れられることのない痛み ~臼蓋形成不全~

その他

日中の気温、18℃

本州の猛暑が嘘のような
気持ちのいい風――

ただ、どんよりとした曇り空を除けば

そんな今日は、整形外科へ

3週間ほど前から痛んでいた指と
股関節

そして、1週間前に傷めた腰を
まとめて診てもらうためである

手と、腰、股関節――

全部で13枚のレントゲン撮影

「被曝量は大丈夫なのか?」

と、少し不安になる

結果的に、指と腰は特に問題なし

大問題だったのは、股関節

『臼蓋(きゅうがい)形成不全』の診断

そこから、
『変形性股関節症』に移行しているらしい

先生曰く、

「“臼蓋形成不全”は生まれつきのもの。
 よく今まで症状出ていなかったね。
 きっと太っていないからだね」

...らしい

言われてみれば、
子どもの頃から股関節に違和感はあった

「そういうことだったのか...」

と、妙に腑に落ちた

この数年は特に股関節の違和感が大きくなり、
時々軽く痛むこともあった

それでも毎日ストレッチもしているし、
得体の知れない自身は持っていた

が、3週間ほど前から痛みが強くなりはじめた

黙っていても、なんとなく痛い

座っていても、じんわり痛い

歩くともっと痛い

ひどいときは、
右足に体重をかけられなかった

鈍痛のため、
数日間よく眠れなかった

先生に言われた、
やってはいけないこと――

  ○太らないように

    今のところ、
    これは大丈夫そうだ

  ○長距離を歩かないように

    「車を使うように」と言われたが、
    そもそも免許、持っておらず...

    バスと徒歩移動に私にとっては、
    難しい問題だ

    そもそも“長距離”ってどれくらい?

  ○重いものは持たないように

    「誰かに持ってもらうか、
     キャリーバッグを使うか...」

    そもそも、乳がんで
    腋窩リンパ節郭清をしている

    重いものを持たない生活は
    けっこう慣れている

    が、やっぱり意味合いが違う

    そもそも“重いもの”って、何kgだ?

とりあえず痛み止めの軟膏を処方してもらい、
痛む股関節を引きずって帰ってくる

2023/07/18 痛み止め軟膏

病院から帰ってきて、
時間が経ては経つほどに、
心への衝撃が大きくなってくる

乳がん告知を受けたときもそうだった

帰宅してから、
どんどん不安が渦巻いた

もちろん、がんと股関節では、
比べものにはならないのかもしれない

股関節は、がんのように命には直結しない

でも、

「痛みから、
 一生逃れられることはないのだろうな」

そう思うと...

「悪化することはあっても、
 よくなるこはないのだな...」

そう思うと...

「左の股関節も、そのうち...」

そう思うと...

  実際、この数日、
  左の股関節にも違和感がある

  先生もレントゲンを見ながら、
  「怪しい」と言っていた

ネットで調べたところによると、
この病気は日本人(成人)の、

  ○男性 0~2%
  ○女性 2~7%

に、みられるらしい

乳がんもそうだった

私のがん細胞は、2~3%の珍しいもの

私はマイノリティなのか...

点けているテレビが頭に入ってこない

流れている陽気な音楽が、
哀しく聴こえてくる

哀しい曲は、さらに哀しく――

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Source: りかこの乳がん体験記

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