“AYA”に思う。

その他

「39歳までは“若年性”」と言われていた、
がんの罹患年齢

『AYA世代』と言われるようになったのは、
いつからだろう...

  『AYA世代』とは――

   “Adolescent and Young Aduit
   (思春期・若年成人)”の
   頭文字をとったもので、
   15歳~39歳(または30歳代)で
   がんと診断されたひとをいう

   年齢が幅広く、
   年代によって状況が異なるため、

    ○15~19歳・・・A世代
    ○20歳代以降・・YA世代

   と、分けることもある

39歳でAYA世代

40歳ではAYA世代とは言えない

たった1歳で、状況が変わる

もちろん、どこかで
線引きはしなければならないのだけど

「私、35歳で乳がんになったけど、
 “AYA世代”って言われているけど、
 10代のがん患者の人と同じに括られることに、
 なんか違和感あるなぁ...」

と、言っている人もいた

確かに、30代になれば
小中高校生たちとは
状況はまるで違ってくる

『AYA世代』が直面する壁として、

  ○学業
  ○就職
  ○恋愛
  ○結婚
  ○出産

などが挙げられる

私が左の乳房にしこりをみつけたのは、
30代のとき

いわゆる、『AYA世代』だ

が、そのとき、見事にがんを見落とされ、
正式にがん告知を受け取ったときには、
すでに『AYA世代』から外れていた

それでもまだ未婚だった私は、
 (離婚歴こそあったが)
恋愛や結婚に不安を抱いていた

治療によって
出産ができなくなったことにも
苦しんでいた

同じ境遇のひとを求めて
参加した『がんサロン』も、
大先輩の方々ばかり

“数十年前に結婚をして、
 すでに成人をしたお子さんがいて、
 お孫さんもいて、
 専業主婦で、
 安定した生活をしている人たち”

という中では、当然のことながら
話が合う人はいなかった

  60代以降の、
  “守りに入った人生”の人たちと、
  10~30代の“攻めの人生”では
  未来に対しての考え方は
  当然違ってくる

  そんな中では、
  私はまだまだ“攻めの人生”だった

  いろいろな意味で、
  “これから”だった

AYAでも結婚をして
すでに子どもがいるひとたちもいる

逆に、40代でも50代でも
結婚をしていないひとたちもいる

  今の時代、晩婚化が進んでいる

  40代での初産も珍しくなくなった

これまでたくさんのがん患者の方々と
お話をしてきて感じるのは、
同じ“がん”という共感の裏にある、
それぞれに置かれている立場や、
それぞれに抱えている状況の違いだ

「“がん”という病は同じだけれど、
 ひとりひとりが背負っているものが
 本当に違う」

そう感じてきた

どの年代でも
それぞれの悩みがあり、不安がある

「本当は、年齢やがんの部位だけではなく、
 もっと状況に応じた患者会があっても
 いいのかもしれない」

と、いつも思う

が、実際にはそれは難しい

たぶん、
不可能に近いのかもしれないけれど

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  今日は、上弦の月

  東の空

  今にも宇宙の青に溶けてしまいそうな
  昼の月

2023/11/20 上弦の月 ①

  そして、夜の月

2023/11/20 上弦の月 ②

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Source: りかこの乳がん体験記

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