おはようございます。
平均的な日本人の家計にとって、ここ2〜3年の間に急速に進んだインフレは大きな負担になっています。
世界全体から見ても、急激に円安が進行した影響で日本人の購買力は急激に低下していえるのです。
また、今後も少子高齢化が急速に進むことはほぼ確実であり、社会保障費の国民負担増は避けられそうにありません。
岸田首相は現役世代にとって厳しい政策を次々と打ち出してきますが、新NISAだけは超ファインプレーです。
逆に、新NISAを適切に使えない現役世代にとっては地獄でしかありません。。
— ちゅり男/医師・投資ブロガー (@churio777) December 15, 2023
そのような厳しい状況の中、来年から始まる新NISAだけが現役世代への最高のプレゼントと言っても過言ではありません。
新NISAを上手にフル活用できるか否かが、老後資金の不安を解決できるかに直結するのです。
新NISAは現役世代へのプレゼント。老後のお金は自己責任の時代へ!
「円安」と「インフレ」のダブルパンチで実質購買力はどんどん低下
OECDに参加する先進諸国の中で、日本だけが20年以上にわたって実質賃金が伸び悩んでいます。
この事実は、世界の中で日本が相対的にどんどん貧しくなっていることを意味しています。
OECDで日本だけ賃下げ。この23年間の実質賃金はマイナス10.9%の大幅賃下げで異常。(タイトル・画像・コメントとも、Twitterから拝借) - (新版)お魚と山と琵琶湖オオナマズの日々OECDで日本だけ賃下げです。この23年間の実質賃金はマイナス10.9%の大幅賃下げで異常過ぎます。失われた23年を象徴するグラフですが、自民党の新総裁:岸田文雄氏は実質賃金マイナスを加速したアベノミクスを踏襲すると明言していますので政権交代で#最低賃金1500円#全国一律最低賃金にすることが急務になっています。OEC...
それに追い打ちをかけるように、ここ2〜3年で急激に円安とインフレが進み、平均的な日本人の生活はますます苦しくなっています。
日本のインフレ率は欧米諸国ほどではありませんが、名目賃金すら伸び悩んでいることを考えると、かなり厳しい状況と言えるでしょう。
2023年の日本経済見通し | 総合商社の眼、これから世界はこう動く | マネクリ マネックス証券の投資情報とお金に役立つメディア
新NISAこそ国から現役世代に与えられた最大のプレゼント
日本では今後世界の中でも類をみないスピードで少子高齢化が加速し、「高齢者だらけで現役世代や子どもが少ない国」になることが確定しています。
高齢者ばかりの国が急速に経済発展する可能性は低く、今後日本の経済規模は徐々に縮小していきます。
急速に進む高齢化の影響により、今後も「増税」「社会保障費の国民負担増」は避けられそうになく、従来通りの「毎月の給料の中からコツコツ貯金」だけでは手詰まりです。
このように、現役世代にとっては厳しいニュースばかりが飛び込んできますが、その中で来年から始まる新NISAだけが一筋の希望と言えます。
新NISAでは生涯投資枠が1人1,800万円もあるので、夫婦合わせて3,600万円をフル活用できれば、老後資金の不安は解消できるからです。
新NISAの注意点:やるもやらぬも完全自己責任
新NISAの最大の注意点は、「やるもやらぬも完全自己責任」な点ですね。
新NISAを使って資産形成に取り組むことの重要性にいち早く気がつき、実際の行動に移せた人は老後のお金の不安が解消できるでしょう。
しかし、「新NISAって何?私には関係ない話でしょ」と傍観しているだけだと、何歳になってもお金の不安を抱えたまま生活する羽目になりそうです。
そういう意味では、「老後のお金は完全自己責任」な時代が訪れようとしています。
私は国の年金制度は信頼していますし、破綻する可能性は低いと考えていますが、今よりも給付額が上がる未来は想像できません。
公的年金だけで老後が安泰となるはずもなく、「自分年金」を用意する必要性が高まっているのです。
まとめ
今後も「増税」「社会保障費の国民負担増」の流れが止められそうにない中、来年から始まる新NISAが老後不安解消の鍵を握ります。
若いころに資産形成の必要性に気がつき、コツコツと積立投資を始めなければ一生お金の不安から解消されない危険性が高まっています。
【新NISA開始までに読んでおきたいインデックス投資本2選】
1. インデックス投資は勝者のゲーム(ジョン・C・ボーグル)
この本は数あるインデックス投資本の中でも頂点に位置する名著だと思っています。
「インデックス投資万歳!インデックス投資最高!」といった内容が一冊を通じて語り尽くされています。
もちろん、ただの感情論ではなく、きちんとした投資理論に基づいてなぜインデックス投資が他の投資法と比較して優れているのかが解説されています。
インデックス投資から他の投資法に浮気したくなった時、本書を読み返すと投資方針がぶれることが無くなります。
2. 敗者のゲーム(チャールズ・エリス)
こちらも内容としてはインデックス投資の優位性をひたすら説いただけなのですが、
「初心者は下手なことをせず黙って市場に居続けろ」
「稀に訪れる稲妻が落ちる瞬間を逃したら市場リターンの大半を取り逃がす」
など、初心者が打つ手はことごとく裏目に出るから何もするなというメッセージが印象深いです。
投資を始めたばかりのころは、少し試してうまくいかないとあれこれ手を出したくなりますが、それがかえって傷口を広げる結果になります。
自分には忍耐力が足りないなという方にぜひ読んでほしい本です。
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新NISAに加えてiDeCoまで使えれば、老後は盤石と言えるでしょう。
「楽天・S&P500」の純資産総額が発売2ヶ月弱で早くも100億円を突破しました。
驚くべきスピードで売れていますね。
無理のない範囲で毎月貯金をして、貯まったお金でオルカンを買い続ければ資産形成は完了です。
Source: 神経内科医ちゅり男のブログ
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