新NISAはオール・カントリー積立投資が基本!暴落を待って「逆張り投資」は初心者には不可能

内科医

 

おはようございます。

2024年から新NISAが始まりましたが、目下「日本株も米国株も絶好調」「円安で外国株が買いにくい」こともあり、新規投資を躊躇してしまう方も多いようです。

確かに、「どうせ同じ株を買うならば暴落を待って値下がりしてから」という気持ちになるのはよく分かります。

私自身も、2020年のコロナショック時に思い切って買い付けた資産が今2倍以上に増えて大活躍してくれているので、できれば安く買いたいです。

 

 

しかし、よくよく冷静に考えてみれば、投資の素人が考えているようなことは皆同じことを考えています。

よって、そう都合よく暴落がやってきて、自分だけがチャンスを掴めるはずがないのです。

弊ブログで推奨しているインデックス投資であれば、思いついた時にすぐに開始し、相場の上下動に関係なく毎月積立でコツコツ積み上げるのが王道でしょう。

 

新NISAはオール・カントリー積立投資が基本!暴落を待って「逆張り投資」は初心者には不可能

 

暴落は都合よくやってこない。「機会損失」のリスクを知ろう

私の個人的な経験から、暴落というのは急にやってきます。

暴落の時期やその規模を正確に予測することは不可能であり、どちらかと言うと「そっと忍び寄ってきて、気がついた時には巻き込まれている」イメージです。

よって、自分がこれから投資を始めるから都合よく暴落に来てもらって安く買いたいというのはまず不可能です。

 

暴落を待って投資することのリスクとして、「機会損失」のリスクがあります。

全世界株式インデックス投資の場合、世界市場というのは資本主義システムが続く限り、長期では成長し続けるものです。

期待リターンがプラスの商品に投資するわけですから、投資を始めるのを先延ばししすぎると、その間に価格が上がってしまい投資機会を逸するリスクがあるのです。

 

実は気をつけるべき「投資をしないリスク」 | 世界一面白くてお金になる経済講座 | ダイヤモンド・オンライン

 

損をするリスクと比べると「機会損失」のリスクはあまり語られませんが、長期投資では決して無視できないリスクの1つなので覚えておきましょう。

 

投資経験の浅い人に大暴落時の「逆張り投資」はできない

もう一つ逆張り投資の注意点として、「暴落時に株を安くなった株を買うなんて簡単でしょう」と安易に考えがちなことが挙げられます。

暴落が終わった後に株価チャートを振り返れば、どのタイミングで株を買えばよかったかは一目瞭然です。

 

 

しかし、暴落の最中は「どこまで株価が下がるのか予測できない恐怖」との戦いです。

自分の手持ち資金をどう管理して、どのタイミングでいくらずつ株を買うかといった判断には相当な知識や胆力が求められます。

 

投資経験が浅い人であれば、

・暴落が来たけれど怖くて何も買えずにそのまま終了

・暴落初期に手持ちの現金を使い果たし、真の暴落の底では全く買えずに終了

といった事態になることは目に見えています。

 

オール・カントリー系投資信託の積立投資に徹するべき

これらの事実を踏まえると、投資初心者の方であれば、

1) 暴落を待つなど、投資タイミングを見極める行為はやめる

2) 相場の上下動に関わらず、オール・カントリー系投信を毎月積み立てる

3) 暴落時に使えるお金を少しだけとっておく

くらいがちょうどよいでしょう。

 

基本的には1と2だけで十分なのですが、暴落が来た時に現金がゼロで株が買えないというのもストレスなので、少し投資資金をおいておくのもよいでしょう。

ただし、暴落時用にとっておくお金はあくまでおまけ程度です。

毎月積立投資の方が主流であり、暴落時の追加投資はうまくいったらラッキーくらいに考えておくのがちょうどよいでしょう。

 

まとめ

2024年始は「株高」「円安」で推移しており、株式投資、特に外国株投資には躊躇してしまう方が多いようです。

実際には、相場のタイミングを読まずにオール・カントリー系の投資信託を積立投資すればよいので、投資は今すぐに始めるのが正解です。

 

【2024年一発目!Kindleセールでおすすめの投資本2選】

1. 投資で一番大切な20の教え

本書を読むと、投資において「買値」がいかに重要であり、優れた価格で購入した株は買った時点でほぼ勝利が確定していることがよく理解できます。

本書で何度も解説している「本質的価値」を正確に見定めるのは容易ではありませんが、「割高」「割安」など買値を意識することでリスクを限定することができます。

また、投資では短期間に莫大なリターンを狙うのではなく、リスクを限定することがいかに重要か理解できます。

長期投資家なら一度は読んでおきたい名著です。

 

2. 図解 新NISA制度

こちらも新NISAに関するおすすめの一冊です。

豊富な図解と簡潔明瞭な文章で大変読みやすく、現行のNISAと2024年から始まる新NISAの違いがよく理解できます。

新NISAに関しては、ブログやSNSだけでなく、どれか1冊は本を読んできちんと網羅的に学ぶことをオススメします。

 

【関連記事のご紹介】

投資が必要な最大の理由は、インフレに対抗できるポートフォリオを築くことにあります。

最低でもインフレ率以上の長期リターンが期待できるポートフォリオを構築しておかなければ危険です。

www.churio807.com

 

投資のプロがやってもインデックス投信に勝つのは簡単ではありません。

投資初心者なら何も考えずにインデックス投資一択でよいでしょう。

www.churio807.com

Source: 神経内科医ちゅり男のブログ

コメント

タイトルとURLをコピーしました