2010年10月20日（水）
『第21回 がんサロン』の日
先週の月曜の夜から風邪のため、
参加するのははばかられたが、
もう10日目なので大丈夫だろう
熱はない
若干の咳が残っているが．．．
風邪をひくと、
いつも咳が2週間は続くのが厄介なのだ
それに今日は、
サロンの名称を決める日
なので、行くことに
サロンの名称は、
サロン初回から参加されている、
90歳の乳がんのおばあちゃんが提案した、
『ほほえみ』
．．．に決まった
ちなみにそのおばあちゃん、
88歳で乳がんがわかったそうだ
ホルモン治療中で、
初回から私のことを
孫のように可愛がってくれ、
可哀想がってくれ、
心配してくれている
「サロンには、
あなたの顔を見に来ているのよ」
と、云ってくれて、
死にそうなほど元気のない私を
本当に気にかけてくれていた
名称の決定は
参加者による多数決だったのだが、
サロン終了後の会議で、
会議は、看護師数名と
サロンを立ち上げたソーシャルワーカーと
患者代表の私が参加
「“ほほえみ”って、
この病院の地下にある、
介護ショップと同じ名前だよ」
と、看護師のほうから不満が出た
「え？ そうなの？」
と、
私は介護ショップのことを知らなかった
そのため、ほかの看護師さんから、
「次に投票が多かった『のぞみ』にしたら？」
という話も出たが、
「今さらそれはマズいだろう」
ということになり、『ほほえみ』に決まった
ちなみに『のぞみ』は私の案で、
「“がんになっても
希望を持って生きよう”」
そんな意味を込めて考えた名称
看護師さんのひとりも、
「私も“のぞみ”がいいな。
それに私の子どもの名前だし」
と、冗談半分で言っていた
私も自分が考えた名称にならず
少し残念だったが、
「あのおばあちゃんの案なら
仕方がない」
そんな気持ちだった
これまで
がんサロン後に発行されていた
『がんサロン通信』は、
これからは『ほほえみ通信』になる
いいネーミングではないだろうか
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Source: りかこの乳がん体験記
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