僕は、ファイナルボーイフレンドに憧れます。

医療機関

先生な、ハッキリ言って、みんな片足突っ込んでんねんや。

ボケるんは、みんな一緒やし、勉強しとかなあかん。

この前の関西リビングウィル研究会素晴らしかったよ。

桜井先生も、田中先生も、良かったわ。わざと、我々に、

考えるように、シンポジウムを進めてるのもよくわかって、

勉強になった。シルバーカレッジでも、こんなのを、

どんどんやっていって欲しいわ。そうそう、そんな私だが、

早速、今日は妻のオムツのあて方を私に伝授してくださいや。

彼女にとって最後の砦の僕が、ちゃんとして守ってやりたいんです。

 

深夜、早朝、と、お電話があり、奥様の急変の対応を。

朝に、ひと段落して、ホットコーヒーを淹れて頂いた。

 

その時の会話が、なんだかとっても優しく穏やかで。

妻に対する感謝に溢れたオムツ交換の学びの申し出。

妻のリビングウィルを叶えるためのオムツ交換。

 

 

『ザイタク』医療は、いつだって双方向のもの。

医療者が提供するだけの『在宅』医療では成り立たない。

『ザイタク』医療は、市民参加があってこそ。

 

主人公は患者さんであり、そのご家族。

僕らはこれからも、その下支えでありたい。

 

 

愛する妻のため、介護を真摯に学ぶお父さん。

ファイナルボーイフレンド。僕は憧れてます。

良かったら聴いてください。

 

 

 

 

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Source: 兵庫県三田市の在宅療養支援診療所「たなかホームケアクリニック」

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